「黒川地区開放記念碑」

余市の黒川地区は、毛利家の粟屋貞一という人が率いる黒川毛利農場の団体の開拓により、「余市町の米作の発祥の地」といわれる。余市町でおこったこんな話 その56「開放記念碑(その1)黒川毛利農場と中山農場」および余市町でおこったこんな話 その57「開放記念碑(その2)駒谷農場と駒谷富士太郎」によれば、その後、小作争議や農場所有者の変遷を経て、最終的には1944年に農場主だった駒谷富士太郎が小作人に対し、農地の開放・譲渡を承諾したという。小作民らは共栄組合を組織して、その後も農業に励んだ。「黒川七区生活会館」(八幡生活館)の敷地内に、これを記念する開放記念碑がたっている。昭和31年の建立という。

12/30/2024