東室蘭駅から先の室蘭25 八丁平すずかけ線、室蘭22 港北柏木線は、曲がりくねった独特のルートをとる。まず八丁平まで丘を上る。ここは1870年に旧仙台藩角田藩士・添田竜吉らが入植したという高原の集落である。1935年には小さいながらも空港が建設されたという。ここから港北町へと山道をくだり、さらに港北町を海の近くの国道37号線の近くまで進む。そして柏木線はもう一度、谷に沿って柏木の奥まで至る。八丁平すずかけ線も本輪西で海沿いの低地を離れ、谷に沿って鈴かけニュータウン(幌萌町)に向かって上っていく。港北町、柏木町、本輪西町は谷の集落であり、お互いの間は丘陵で隔てられているというわけである。

こういう状態であれば、歩行者用の細い短絡路ができるのは理解できる。丘の多いBrooklineの小道のようなものである。八丁平すずかけ線の動画でも、ショートカットを歩いている。
港北柏木線の沿線・鶯団地エリアでは、崖っぷちに建っている家がいくつかあり、谷に降りる階段がみられる。


八丁平にもショートカットのための階段ルートが設置されている。


八丁平からは東室蘭の市街を見下ろすことができる。
