五輪通(道道82号)から「澄川」地区を見下ろすと、すり鉢状の谷に住宅が並んでいるのがわかる。
このあたりは、大きな道から出てしまうと、札幌らしからぬ曲がった道が多い。
「五差路記念公園」というものもあり、かつて五差路があったことを示すというが、実際の五差路も少し離れた場所にある。
中央バス・澄73+澄74 西岡環状線はこの五差路を南北方向に通過、付近に「澄川6条10丁目」停留所を有する。
一方、真105 真駒内線、南81 西岡線などは、この路線の上方を立体交差する五輪通を通り、同名の「澄川6条10丁目」停留所を有する。
2つの「澄川6条10丁目」、平面的には似たような場所ともいえるが、立体的には全く異なる位置にあり、双方を手軽に行き来することはできない。
立体交差の近くにある斜道は行き止まりである。
札幌の不動産・歴史のブログによると、澄73/74が通っている道がいわゆる「器械場道路」であったといい、この道はアシリベツの旧・水車器械場(現・滝野すずらん公園)に通じている。
バスはもちろん器械場までは行くことはなく、澄川地区を出るとサッサと西岡水源地へ向かう。