NRHPはWikipediaのリストに載っている。
Anna Day House
1856年に建てられたGothic Revivalの家。直接通りには接しておらず、「旗竿地」のような様相を呈する。
Stickney-Shepard House
1846-7年にN. StickneyとS. P. Shepardにより建てられたGreek Revival styleの家。もとはFrancis Danaの地所の一部であり、この時代に分割され住宅開発されたものである。
Albert Vinal House
1853-4年にかけて建てられたGreek Revival styleの家。Albert Vinalは不動産開発業者であり、木材・石炭の販売業者でもあった。
Isaac Melvin House
1842年に建てられたGreek Revival-Italianate styleの家。建築家Isaac Melvin (North Avenue Congregational Churchの設計者)が住んだ家としても知られる。
Opposition House
1807年、Francis Dana判事により建てられた。その目的はHarvard Stが彼の地所を横切らないようにするためであり、一種の妨害工作であった(‘spite house’という)。しかしその試みはうまくいかず、1860年に現在地に移築されている。
Cheney Read House
1846年にWilliam Hydeにより建てられたGreek Revival styleの家。
Wyeth-Smith House
1820年、Jacob Wyethにより建てられた農場家屋。彼はこの家を農家のEbenezer Smithに貸していた。
Hooper-Eliot House
1872年、John Hubbard Sturgisの事務所の設計により、Edward W. Hooperのために建てられた。1902年、エントランスが新しくLois Howeのデザインによりつくられ、家は牧師Samuel A. Eliot(Harvard学長Charles William Eliotの息子)のものとなった。
The Lowell
1900年に建てられたColonial Revival styleの3階建てアパートメント。
Joseph Holmes House
1801年に建てられたFederal styleの家。1929年に現在地に移転。
Josiah Coolidge House
1820年代、市内に残っていた最後の農場の家として建てられたFederal styleの家。20世紀になると、このあたりも都市化した。
Sarah Orne House
1807年、John Orneによって建てられたGeorgian styleの建物で、当初は商店として使われていた。1809年に移転、Johnの母Sarahによって拡張された。
John Wyeth House
1841年に建てられたGreek Revival stylenの家。1922-3に現在地に移転。
The Larches
1808年頃、Alexander Wadsworth Longfellow Jr (Henry Wadsworth Longfellowの甥)の設計で建てられたFederal styleの家。Salemの商人・政治家のWilliam Grayが夏の別荘として使用した。20世紀には作曲家Randall Thompsonが住んでいた。
J.A. Noyes House
1894年、Longfellow, Alden and Harlow事務所の設計により建てられたColonial Revival styleの家。
Aaron Hill House
1754年に地元の政治家Deacon Aaron Hillのために建てられた。もとは2階建だったが、1867年頃に移設されたときに3階が付け加えられた。
John Aborn House
1846年に建てられたItalianateの要素を多く持つ家。1890年にポーチが加えられるなど、改造が行われている。
Lawrence Soule House
1879年に建てられたQueen Anne styleの家。Henry Van Bruntの弟子Frank Maynard Howeによる設計。
Chester Kingsley House
1866年に建てられたSecond Empire Styleの家。Chester W. Kingsleyは地元の政治家だった。1890年の改装で塔とL字型の部分が加わった。Kingsleyは1904年に死ぬまでここに住み、ついで1908年に貸し出されて医院、さらに介護施設となった。現在はアパートメントとして使われている。
Greek Revival Cottage
1847年にSamuel J. Wrightによって建てられたGreek Revival styleの家。
Kidder–Sargent–McCrehan House
1792年頃、Nathaniel Kidderによって建てられたFederal styleの家。1835年にSolomon Sargent、1876年にJeremiah McCrehanに所有者は変わっている。
Elizabeth Frost Tenanthouse
1812年に建てられたFederal styleの家。もとはMass Aveにあり、現在地に移転したのは1840年代。
David Frost House
1815年に建てられたFederal styleの家。もとはMass Aveにあり、現在地に移転したのは1889年。
J. A. Wood House
1888年に材木業者のJ. A. Woodのために建てられた。Colonial Revival style。
Stillman Willis House
1839年にMass Ave沿いに建てられ、1883年に現在地に移転した。Greek Revival、Italianate、Colonial Revival styleの要素を持つ。
Walter Frost House
1807年に建てられたFederal styleの家で、元はMass Aveにあったが1866年に現在地に移築された。
W. A. Mason House
Italianate styleとGreek Revival styleの要素を持つ家で、1846年に建てられ1867年に拡張された。W. A. Masonは市の調査官だった。
Patrick Slowey House
1852年に建てられたPatrick Sloweyという労働者の家で、このクラスの人々の住宅の典型とされる。
DeRosay-McNamee House
1895年頃のColonial Revival styleの家。地元のレンガ製造工場のオーナーのために建てられた。
William Dean Howells House
1873年に建てられた作家William Dean Howellsの家。のちにはHelen Kellerもここに住んだ。
Bennink-Douglas Cottages
1874年に建てられた中所得者階級のための住宅。4軒の建物が並んでいる。1870年代にはこうした低コストの家屋が多く建てられていた。
E. H. Brabrook House
1849年に建てられたGreek Revivalの要素をもつItalianate styleの家。Ezra Brabrookは地元の家具販売業者だった。
Buildings at 15–17 Lee Street
1856年に建てられた二世帯用の家。Italianate style。
George Gale House
1858年、George Gale 父子により建てられた。Italianate style。二人はKendall Square付近に材木場を所有していた。
Andrew Newman House
1823年に建てられたGeorgian styleの家。初代の所有者はロープ製造業者だった。
Edmund Reardon House
1884年に建てられたQueen Anne styleの家。Edmund Reardonは銀行家でUnion Savings Bankの頭取や市会議員を務め、102歳まで生きた。
Hastings Square Historic District
1857年、Edmund Trowbridge Hastingsが土地を市に寄付したことにより、この地区の開発が加速した。1869-1892年に建てられたQueen Anne styleのものが多い。
Ernst Flentje House
1866年に建てられたSecond Empire styleの家。当初は1家族用だったが、1900年にErnst Flentjeが3家族用に改装した。
Asa Ellis House
1805年に建てられたFederal styleの家。Longfellow Bridgeの架橋により勃興したCambridgeport地区の開発の初期の建物である。
Salem–Auburn Streets Historic District
このエリアは19世紀半ばに本格的な開発が始まった。Late Georgian style、 Federal style、Greek Revival styleの家が残る。Cambridgeport地区に近いエリアであり、HarvardからWatertownに向かうMt Auburn Stとは異なる場所である。
Old Cambridgeport Historic District
19世紀初頭の家が多く残るエリア。Greek Revival styleやLate Victorian styleの家がみられる。
Margaret Fuller House
トランセンデンタリストMargaret Fullerが生まれてから16歳まで住んでいた家。1810年建築でFederal styleである。
Deane-Williams House
1848年に建てられたItalianate styleの家。
Sara Foster Colburn House
1846年建築のGothic Revival styleの家。正面のスタイルは、Connecticut River valleyにしか見られないタイプのものという。
Isaac Fay House
1843年に建てられたGreek Revival styleの家。Isaac FayはCambridgeの市会議員であった。
Maria Baldwin House
1840年頃に建てられた2世帯用の住宅。Greek Revival style。African Americanの教師Maria Louise Baldwinが1892年から1922年に死ぬまで住んでいた。彼女は、当時のNew Englandで初の黒人の学校長であり、またCambridgeには2人しかいなかった校長の一人でもあった。
Ivory Sands House
1839年に建てられたFederal styleからGreek Revivalへの移行期の家。Sands一家は地元のレンガ製造業者で、自らのレンガで建てた4軒の家の一つ。
James B. Barnes House
1824年に建てられたFederal styleの家。New England Glass Companyで働いていたガラス職人のために建てられた。
Rufus Lamson House
1854年におそらくRufus Lamsonによって建てられたと考えられている。彼は石工で、またたくさんの不動産を所有し、市の判事補佐官として22年間務めた人物でもあった。
Josiah Mason Jr. House
1831年建築のFederal styleの家。Josiah Masonは地元の商人で地域の政治にも携わった人物。
Building at 1715–1717 Cambridge Street
1845年建築のアパートメント。Greek Revival style。
Building at 1707–1709 Cambridge Street
1845年建築のアパートメント。Greek Revival style。
Francis J. Child House
1861年に建てられたSecond Empire styleの家。
E. E. Cummings House
1893年に建てられたColonial Revival styleの家で、詩人・画家・作家のE. E. Cummingsが生まれてからHarvardを卒業するまで住んでいた。
William Morris Davis House
1890年代に建てられたQueen Anne styleの家。気象学・地形学の研究で高名であったHarvard教授William Morris Davis(1850-1934)が1898-1916年に住んでいた。
Joseph Lovering House
1839年に建てられたGreek Revival styleの家。設計者Oliver Hastingsは、Luther Brooks Houseも手掛けている。購入したJoseph LoveringはHarvardの数学者で自然哲学者。
Luther Brooks House
1840年に建てられたGreek Revival styleの家。設計者Oliver Hastingsは、Joseph Lovering Houseも手掛けている。
Kirkland Place Historic District
7軒の建築が含まれ、うち6軒は1857年以前のもの。Greek Revival、Italianate、Second Empireなどのスタイルの家がある。
Treadwell-Sparks House
1838年、William Saunders (William Saunders House、 Walter Frost Houseを建てた建築家)によって、発明家でHarvard教授だったDaniel Treadwellのために建てられた。1848年、privateerの船長、商人、のちに下院議員にもなったNathaniel Silsbeeが、歴史学者Jared Sparksと結婚した娘のために購入した。Greek Revival style。
Benjamin Hoyt House
1868年に建てられたItalianate styleの家。
William Saunders House
1843年、建築家William Saundersが息子のために建てた家。1926年に現在地に移転。
Frederick Billings House
1846年建築のItalianate styleの家。Orchard Street近辺の住宅開発が始まって間もないころに建てられた。
R.H. Farwell House
1891年に建てられた家。このような高級感のあるファッショナブルな家が当時立ち並んだという。
Dana-Palmer House
1822年に建てられたFederal styleの家。Dana一族の一人、Richard Henry Dana Sr.が住んでいた。その後作家George Herbert Palmerが40年近く住んでいたことも知られる。
Hall Tavern
1790年代のFederal styleの家で、1930年にDuxberyから移設されたもの。
Gray Gardens East and West Historic District
20世紀初期の住宅街でneo Georgian styleの家が多いとされる。
Asa Gray House
1810年、Ithiel Townにより設計され、もとは現在とは別の場所に建てられた。動物学者William Dandridge Peck、植物学者Thomas Nuttall、Harvard学長James Walker、Jared Sparksらが住んだ後、1842年に植物学者Asa Grayが家を購入し、1844年から住んでいた。
H. Langford Warren House
1904年、Harvardの建築学部を組織し初代学部長となったHerbert Langford Warrenが、自分自身のために設計して建てた家。
S. B. Withey House
1855-6年頃に建てられたGreek Revival styleの家。Havard Square近辺に残る数少ない住宅用建築の一つ。
Littlefield-Roberts House
1873年にJoseph Littlefieldにより建てられたSecond Empire styleの家。
Beck-Warren House
1833年に建てられたGreek Revival styleの家で、古典学教授Charles Beckが住んでいた。のちにサンスクリット学者Henry Clarke Warrenの所有となり改造が施された。1899年からはHarvardの所有となっている。
Building at 259 Mount Auburn Street
1850年頃に建てられたItalianate styleの建物。もとは別の場所にあったものを移設したと考えられている。North CambridgeとWatertown、Walthamを結んでいたWatertown Branch Railroadの施設だったともいわれる。
Second Waterhouse House
1844年にBejnamin Waterhouseにより建てられた家で、地下のヒーティングシステムに特徴がある。
Building at 10 Follen Street
1875年、Peabody and Stearnsの設計により建てられた家。Second Empire styleと Stick styleの移行期の建物とされる。
Theodore W. Richards House
1900年に建てられた家。米国で初めてノーベル化学賞を受賞したTheodore William Richardsが死ぬまで住んでいた。
Cloverden
1837年に建てられ、Harvard Universityのfacultyの独身寮として使われていた。 William Watson Goodwinによれば「ローマの晩餐」が提供されていたというほどのホスピタリティで知られた。
Reginald A. Daly House
1880-90年代に建てられたQueen Anne/Shingle styleの家。1910年にHarvard Universityの地質学者でPenrose Medalの受賞者であるReginald Aldworth Dalyが購入して住んでいた。
Col. Thomas Wentworth Higginson House
軍人、ユニタリアン派の牧師、政治家、奴隷廃止論者で作家のThomas Wentworth Higginson(1823-1911)が住んでいた家。1880年の建築。
Percy W. Bridgman House
1920年に建てられたNeo-Rationalist styleの家。Harvard Universityの教授でノーベル物理学賞を受賞したPercy Williams Bridgmanが1928年から死ぬまでここに住んでいた。
George D. Birkhoff House
Second Empire様式の家で建てられた1890年代以前だろうといわれる。Harvard Universityの数学者George David Birkhoffが1920年から28年まで住んでいた。
Edward Dodge House
1878年に建てられた家。Queen Anne様式の非対称なデザインが特徴である。
Lowell School
1883年建築で市内に残る唯一の木造校舎。地元で多くの公共施設を設計したJamesおよびGeorge Fogerty父子によりデザインされている。
Robert Frost House
1884年に建てられたQueen Anne/Stick様式の家。詩人Robert Frostが死ぬまでの20年間住んでいた。
William Cook House
1877年に建てられたStickおよびQueen Anne様式の家。
Howe House
1887年にLois Lillie (White) Howe (Lois Howeの母親として知られる)により建てられた。のちに建築家となる娘はまだ子供であり、この家を設計したのはEdward Clarke Cabotの事務所である。
Hooper–Lee–Nichols House
Dr. Richard Hooperにより1685年に建築された家。その後何度も所有者を変え、改装を繰り返しながら現在に至っている。Joseph Lee判事がこの家を購入したのは1758年。George とSusan Nicholsは1859年にこの家を改築している。1957年以降は、Cambridge Historical Societyが所有している。
Oliver Hastings House
地元の建築業者Oliver Hastingsにより1844年に建てられたギリシア復興様式の家。のちに聖公会の司教William Lawrenceの家となった。
Mary Fiske Stoughton House
1882年、Henry Hobson Richardsonの設計により建てられた。法律家・外交官であったEdwin W Stoughton(1812-82)の未亡人Mary Fiske Stoughtonの依頼によるもの。息子であり哲学者・歴史家として活動したJohn Fiskeにより、1900年に手を加えられている。
Richard Hapgood House
1889年に建てられたアン女王時代様式の家。二軒または四軒長屋からアパートメント方式への移行期の建築とされる。
William F. Bradbury House
1877年建築の第二帝政様式の家。Cambridge Rindge and Latin Schoolの校長であったWilliam F. Bradburyにより建てられた。このあたりでは珍しく。現在でも一家族用の仕様となっている。
Harvard Street Historic District
このあたりはFrancis Danaの所有地Dana Hillに含まれれていたが、彼の死後の19世紀後半になり住宅地開発が盛んになった。コロニアル復興様式、第二帝政様式、ゴシック復興様式などの家が並ぶ。
William R. Jones House
1865年頃に建てられた第二帝政様式の家。石鹸製造業者William R. Jonesのもの。付近一帯の地主であったFrancis Danaの死後、Dana Hill地区が住宅地になっていった時代の代表的な家。
Ephraim Atwood House
1839年建築のギリシア復興様式・古典復興様式の家。ここと隣のBuilding at 104–106 Hancock Streetはほぼ同じ建築とされ、同時期に建てられた。付近一帯はDana Hillと呼ばれ、Founding Fathers(米国建国の父)の一人Francis Danaの所有地であり、彼の死後は子孫に分割相続されている。
Building at 104–106 Hancock Street
1839年建築のギリシア復興様式・古典復興様式の家。ここと隣のEphraim Atwood Houseはほぼ同じ建築とされ、同時期に建てられた。一帯はFounding Fathers(米国建国の父)の一人Francis Danaの所有地であり、彼の死後は子孫に分割相続されている。
Buildings at 110–112 Inman Street
1845年に建てられたギリシア復興様式の家。
Building at 106–108 Inman Street
1845年に建てられたギリシア復興様式の家。
Building at 102–104 Inman Street
1845年に建てられたギリシア復興様式の家。
Bigelow Street Historic District
Central Squareの北西に位置する。1868-74年頃のごく短い期間に家が建ったため、Bigelow Stの建物は第二帝政様式でおおむね統一されている。
以下はNRHPに指定されていないもの。
James D. Green House
East Cambridgeの住宅街にある。James D. GreenはCambridgeの初代市長であり、第4代、第8代もつとめた。