「浜厚真」

厚真の中心部から厚真川に沿って下っていくと、上厚真という集落があり、さらに太平洋岸まで下ると浜厚真に出る。あつまバスの苫小牧線 上厚真経由浜厚真線がこのルートを通る。「漁業団地前」という停留所もあり、漁業が盛んな様子である。一方、浜厚真にはJR日高本線の駅があり、苫小牧・鵡川に通じている。浜厚真駅は厚真町の唯一の鉄道駅であり、鉄道マニアは厚真といえばここしか知らないかもしれない。浜厚真駅周辺はあまり人気はない。

浜厚真駅の様子。

厚真川も河口に近づく (09/09/2022)
浜厚真小学校跡 (09/09/2022)
浜厚真八幡神社の記念碑 (09/09/2022)

裏側の碑文

「浜厚真八幡神社の由緒
このたび 本地域が 苫小牧東部大規模工業基地の接点として 開発されるのに際し著しく荒廃した神殿及び境内を 氏子一同で整備するにあたり 由緒を後世に傳えます

一 明治三年 青木与八氏が厚真川河口左岸に祠を造り 八幡大神を奉斎しました
一 明治十二年 八幡神社を造営しました
一 大正十三年 髙津熊三 山本覚造 園田彌十郎 三宅保太郎 沢向春松 金崎福太郎 蛯子与吉 蛯子市松等は主唱して三宅保太郎氏宅右側に移転改築をしました
一 昭和九年 御神体紛失に伴い 木戸孫平氏が新らたに奉献したが 昭和六十一年三宅芳一氏が 旧神社跡地より元の御神体(天下一藤原政重の銘のある青銅製の手鏡)を発見 保管してあったものを併せて本斎しました
一 昭和二十一年 川上健次郎氏が現在地を寄付され 会館兼用として社殿を建立しました
一 昭和三十九年 開拓婦人ホームを建築したので 獨立した社殿の改築をしました
昭和六十三年八月十四日之建
氏子一同」

八幡境内にある青木与八氏の記念碑 (09/09/2022)