北炭空知炭鉱、住友歌志内炭鉱などを擁する炭鉱町で、砂川から分岐する旧国鉄歌志内線の終点でもあった。
今は炭鉱も鉄道もなく、中央バス・歌志内線が滝川と芦別への道を確保している。
数十年間にわたって「人口最少の市」の座を維持している。
1990年代から2000年代の廃鉄・廃墟ブームの頃には、まだまだいろいろなものが残っており、
「北海道鉄道跡を紀行する」(1991)、「そらち炭鉱遺産散歩」(2003)、「炭鉱-盛衰の記憶」(2003)などに、駅跡や立坑、施設跡が紹介されている。
それらも少しずつ失われたり、置き換えられたりしているようで、歌神駅、神威駅跡などは公園に整備されている。
他方では、従来からの公園はやや荒廃しているようではあるが。
上砂川から文殊峠を越えて歌志内に入り、文殊、中村、神威、本町市街、東光と進んでいき、
上歌の「悲別ロマン座」も過ぎると、上歌新栄町という古いアパート群で街は終わる。
この先は新歌志内トンネルが1㎞ほど続き、無人の山に入っていく。
「上歌新栄町」から次の「春光台」まで数キロにわたってバス停はない。
そして、国道38号線、赤平の市街地への入口に「歌志内入口」という停留所が置かれているのである。
歌志内市街の様子。
上歌新栄町の様子。
ふるさと納税により「歌志内市史」を入手することができる。しかも広報に名前も載せてくれる。