Cambridgeの文化遺産

ボストンの隣にある人口118,000人の市。世帯年収は中央値で$72,000くらいだが、地域により差が大きい。Harvard、MITを擁し、多くの留学生が在住。地下鉄Red LineのKendall、Central、Harvardの駅があり、多くのバス便が走る。East CambridgeやCambridgeportなど、独自の歴史を有する地域もある。NRHPはWikipediaのリストに載っている。

Harvard Yard Historic District

誰もが訪れる観光地であり、地元では公園のようにも使われるHarvard Yard。Sever HallUniversity HallMassachusetts Hallの他にも多くの古い建築を擁する。

Johnston Gate (02/20/2023) – 1889年。
Hollis Hall (02/20/2023) – 学生寮。1763年。
Stoughton Hall (02/20/2023) – 学生寮。1805年。
Holden Chapel (02/20/2023) – 1744年。
Mower Hall (02/20/2023) – 学生寮。Al Goreなどが住んでいた。
Lionel Hall (02/20/2023) – 学生寮。1925年。
Thayer Hall (02/20/2023) – 学生寮。1870年。
Matthews Hall (02/20/2023) – 学生寮。
Straus Hall (02/20/2023) – 学生寮。1926年。
Lehman Hall (02/20/2023) – Visiting Studentsなどに利用される。1925年。
Grays Hall (02/20/2023) – 学生寮。1863年。
Weld Hall (02/20/2023) – 学生寮。1870年。
Wigglesworth Hall (02/20/2023) – 学生寮。1931年。
Canaday Hall (02/20/2023) – 学生寮。1974年。
Houghton Library (02/20/2023) – 1942年。
Lamont Library (02/20/2023) – 1949年。
Widener Library (02/20/2023) – 1915年。
Memorial Church (02/20/2023) – 1932年。

Austin Hall

1882-4年に建てられたRomanesque Revival styleの施設。Harvard Law Schoolの最初の建物であった。

Harvard University campus (02/20/2023)

Memorial Hall

1870-7年にかけて建てられたHigh Victorian Gothic styleの施設。Civil Warで戦死したHarvard関係者を偲んで、卒業生たちが資金を募って建設した。内部にSanders Theatreがあり、コンサート会場などとして使用される。

Cambridge and Quincy Sts (02/19/2023)

Massachusetts Hall

HarvardのPesidentであったJohn LeverettBenjamin Wadsworthにより1718-20に建てられた学生寮。John AdamsJohn HancockSamuel AdamsElbridge GerryJames Otis Jr.の建国の父たち(Founding Farthers)を含む多くの人物がここに住んでいた。

Harvard Yard (02/19/2023)

University Hall

1813-15年にかけて建てられたHarvardの施設。Charles Bulfinchの設計、Loammi Baldwin Jr.の建築。1969年4月、ヴェトナム戦争に反対する学生たちに占拠されたことでも知られる。

Harvard Yard (02/19/2023) – 有名なJohn Harvardの像はこの裏側。

Sever Hall

1878-1880年にかけて建てられたHarvardの施設。Henry Hobson Richardsonの設計。Anne Severが亡夫James Warren Severを記念するために寄付したもの。

Harvard Yard (02/19/2023)

Harvard Square Historic District

Central Squareとともに街でもっとも賑わっている場所の一つ。Brattle Hallなど歴史的な建物も多い。

Harvard Sq (02/19/2023)
Harvard Coop (02/19/2023)
Leavitt & Peirce (02/19/2023) – 1883年創業。
Harvard Book Store (02/19/2023) – 1932年創業。

Harvard Square Subway Kiosk

1928年にできたHarvard Square Stationのキオスク。私が2017年に去った時には新聞などを売っていたが、2022年に戻ってくるとリノベーションが続いている状況になっていた。

Harvard Sq (02/19/2023)

Anna Day House

1856年に建てられたGothic Revivalの家。直接通りには接しておらず、「旗竿地」のような様相を呈する。

139 Cushing St (02/19/2023)

Almshouse

1850年、Gridley J. F. Bryantらによって設計されたGreek Revival styleの救貧院。現在はInternational School of Bostonとなっている。

45 Matignon Road (02/18/2023)

Alewife Brook Parkway

Fresh Pondエリア(rotaryの場所)からAlewife Brookエリアを経てMystic River Parkwatに至る道。Route 16としてMass Aveと交差する。この道路のいったい何が面白いのかわからないが、1916年に完成したとのことである。

Route 16/Mass Ave (02/18/2023)

Cambridge Home for the Aged and Infirm

1928年にできた老人・回復不能患者のための居住施設。Fresh Pond Mallの近くにある。

650 Concord Ave (02/11/2023)

Hiram Sands House

1848年に建てられたGreek Revival styleの家。3代続いたレンガ製造業者の2代目により、近くで掘り出された土でつくられたレンガが用いられている。

22 Putnam Ave (02/05/2023)

The Stanstead

1887年に建てられたRichardsonian Romanesque styleのアパートメントで、The Jarvisを設計したJ. R. およびW. P. Richardsによりデザインされている。

19 Ware St (02/05/2023)

Stickney-Shepard House

1846-7年にN. StickneyとS. P. Shepardにより建てられたGreek Revival styleの家。もとはFrancis Danaの地所の一部であり、この時代に分割され住宅開発されたものである。

11–13 Remington St (02/05/2023)

Old Cambridge Baptist Church

1869年に建てられたGothic Revival styleの教会。Alexander Rice Estyにより設計された。もともとは1844年にFirst Baptist Churchのメンバーの一部が新しい教会をつくろうとし、のちのNorth Avenue Congregational Churchの場所に集会所を開いていた。その後1869年にこの教会が完成して移転したという。

398 Harvard St (02/05/2023) – 正面からの写真。
398 Harvard St (02/05/2023) – 後方に尖塔がそびえる。

Ware Hall

1893年に建てられたClassical Revival styleのアパートメント。Harvardの学生が住む場所としてはもっとも高級なもののひとつであった。

383 Harvard St (02/05/2023)

Albert Vinal House

1853-4年にかけて建てられたGreek Revival styleの家。Albert Vinalは不動産開発業者であり、木材・石炭の販売業者でもあった。

325 Harvard St (02/05/2023)

Isaac Melvin House

1842年に建てられたGreek Revival-Italianate styleの家。建築家Isaac Melvin (North Avenue Congregational Churchの設計者)が住んだ家としても知られる。

19 Centre St (02/05/2023)

Opposition House

1807年、Francis Dana判事により建てられた。その目的はHarvard Stが彼の地所を横切らないようにするためであり、一種の妨害工作であった(‘spite house’という)。しかしその試みはうまくいかず、1860年に現在地に移築されている。

2-4 Hancock Pl (02/05/2023)

Cheney Read House

1846年にWilliam Hydeにより建てられたGreek Revival styleの家。

135 Western Ave (02/05/2023)

River Street Firehouse

1890年に完成したQueen Anne styleの消防署である。

176 River St (02/05/2023)

Memorial Drive Apartments Historic District

この歴史地区には4棟のアパートが建っている。いずれも1916-24に建てられたもの。これらは3人の建築家により別々に設計されている。

983–989, 992–993 Memorial Dr (01/29/2023)
983–989, 992–993 Memorial Dr (01/29/2023)

Conventual Church of St. Mary and St. John

1936年にRalph Adams Cramの設計により建てられたRomanesque Revival styleの教会。CramはフランスのBurgundy地域にある教会を再現しようとしたという。

980 Memorial Dr (01/29/2023)

B B Chemical Company

1937年、Coolidge, Shepley, Bulfinch & Abbott事務所の設計により、United Shoe Machinery Corporationの子会社B B Chemical Companyのために建てられた。この会社は「革靴、航空機、ゴム製の服、造船工業のための接着剤および関連製品」(1946年の説明)を製造供給していた。1979年からはPolaroidの本社ビルとなり、現在はHarvard University’s Information Technology groupが使用している。

780 Memorial Dr (01/29/2023)

Fort Washington

ここは1775年11月、George Washingtonの司令により、大陸軍兵士の手によって要塞化された。Revolutionary War、ボストン包囲戦を経て残っている唯一の要塞跡である。

95 Waverly St (01/29/2023)

Central Square Historic District

学生を含めて多くの人間の集まる街Central Square。イギリス系移民の入植から始まり、19世紀にはアイルランド系移民、ついで他のヨーロッパ移民、西インド、南米、アフリカからの移民が続いた。古い建物も多く、First Baptist ChurchChrist the King Presbyterian Church、African Methodist Episcopal Churchなどがこの地区にある。

African Methodist Episcopal Church (01/29/2023)

Christ the King Presbyterian Church

もとはProspect Congregational Churchとして知られていた教会。Alexander Rice Estyの設計により1851年に建てられた。Central Squareに近く、Wholefoodsの隣。

99 Prospect St (01/29/2023)

Wyeth-Smith House

1820年、Jacob Wyethにより建てられた農場家屋。彼はこの家を農家のEbenezer Smithに貸していた。

152 Vassal Lane (12/26/2022)

Fresh Pond Hotel

1796年、Jacob Wyethにより建てられた。彼は父からFresh Pond近傍の土地を買い、Fresh Pond Hotelを開業。成功した彼は、1840年頃に甥のJonas Wyethに事業を譲り引退、その後93歳まで生きた。

234 Lakeview Ave (12/26/2022)

Hooper-Eliot House

1872年、John Hubbard Sturgisの事務所の設計により、Edward W. Hooperのために建てられた。1902年、エントランスが新しくLois Howeのデザインによりつくられ、家は牧師Samuel A. Eliot(Harvard学長Charles William Eliotの息子)のものとなった。

25 Reservoir Rd (12/26/2022)

The Lowell

1900年に建てられたColonial Revival styleの3階建てアパートメント。

33 Lexington Ave (12/26/2022)

Joseph Holmes House

1801年に建てられたFederal styleの家。1929年に現在地に移転。

144 Coolidge Hill St (12/26/2022)

Josiah Coolidge House

1820年代、市内に残っていた最後の農場の家として建てられたFederal styleの家。20世紀になると、このあたりも都市化した。

24 Coolidge Hill Rd (12/26/2022)

Sarah Orne House

1807年、John Orneによって建てられたGeorgian styleの建物で、当初は商店として使われていた。1809年に移転、Johnの母Sarahによって拡張された。

10 Coolidge Hill Rd (12/26/2022)

John Wyeth House

1841年に建てられたGreek Revival stylenの家。1922-3に現在地に移転。

56 Aberdeen Ave (12/26/2022) – ここまでくるともはやWatertownに近い。

The Larches

1808年頃、Alexander Wadsworth Longfellow Jr (Henry Wadsworth Longfellowの甥)の設計で建てられたFederal styleの家。Salemの商人・政治家のWilliam Grayが夏の別荘として使用した。20世紀には作曲家Randall Thompsonが住んでいた。

22 Larch Rd (12/26/2022)

Elmwood

1767年頃、Massachusetts植民地の副知事であったThomas Oliver(1734–1815)がJohn Nuttingに依頼して建てたGeorgian styleの家。もとは100エーカーもの敷地を誇った。彼はRevolutionary Warでイギリス側に残ったため去ることとなり、ついでFounding Fathersの一人Elbridge Gerry(1744–1814)が1814年に死ぬまで住んだ。1818年、ボストンの名族Lowell familyの一人で牧師のCharles Lowell(1782-1861)が購入、詩人・外交官として活躍したJames Russell Lowellはここで生まれ、生涯の多くをここで過ごした。1920年、Harvardの考古学者Arthur Kingsley Porter(1883–1933、インディ・ジョーンズのような生涯を送ったといわれる)が購入、その妻の死後は、Franklin Lewis FordDerek BokらHarvardの学長の公宅として使われている。

33 Elmwood Ave (12/26/2022) – Harvardにはそれほど近くはない。

J.A. Noyes House

1894年、Longfellow, Alden and Harlow事務所の設計により建てられたColonial Revival styleの家。

1 Highland St (12/26/2022)

Hubbard Park Historic District

このエリアはGardiner Greene Hubbard (1822-97)の所有地であったが、彼は1880年代に自分の邸宅(現在はHubbard Park)の周りに高級住宅を建設させ、この地区が形成された。

Mercer Circle (12/26/2022)

Aaron Hill House

1754年に地元の政治家Deacon Aaron Hillのために建てられた。もとは2階建だったが、1867年頃に移設されたときに3階が付け加えられた。

17 Brown St (12/26/2022)

Homer-Lovell House

1867年建築のSecond Empire styleの家。当時、Porter Square駅ができたことにより、このあたりにも住宅開発の波が押し寄せていた。1920年代には2家族用に拡張されている。

11 Forest St (12/25/2022)

John Aborn House

1846年に建てられたItalianateの要素を多く持つ家。1890年にポーチが加えられるなど、改造が行われている。

41 Orchard St (12/25/2022)

Lawrence Soule House

1879年に建てられたQueen Anne styleの家。Henry Van Bruntの弟子Frank Maynard Howeによる設計。

11 Russell St (12/25/2022)

Chester Kingsley House

1866年に建てられたSecond Empire Styleの家。Chester W. Kingsleyは地元の政治家だった。1890年の改装で塔とL字型の部分が加わった。Kingsleyは1904年に死ぬまでここに住み、ついで1908年に貸し出されて医院、さらに介護施設となった。現在はアパートメントとして使われている。

10 Chester St (12/25/2022)

St. John the Evangelist Church

1904年に建てられたローマカトリック教会。Maginnis, Walsh and Sullivan事務所による建築で、アイルランド移民が多く作業に従事していた。12世紀のLombardo-Romanesque様式に則って設計されており、イタリアのVeronaにあるBasilica of San Zenoに似ているとされる。

2270 Massachusetts Ave (12/25/2022)

Greek Revival Cottage

1847年にSamuel J. Wrightによって建てられたGreek Revival styleの家。

59 Rice St (12/25/2022)

Kidder–Sargent–McCrehan House

1792年頃、Nathaniel Kidderによって建てられたFederal styleの家。1835年にSolomon Sargent、1876年にJeremiah McCrehanに所有者は変わっている。

146 Rindge Ave (12/25/2022)

Abraham Watson House

1750年頃、Revolutionary Warの時期に政治活動をしていたAbraham Watson Jrにより建てられた家。植民地時代の家屋は、ここを含めてNorth Cambridgeには2軒しかない。

181–183 Sherman St (12/25/2022)

Wyeth Brickyard Superintendent’s House

1848年頃、レンガ製造業者Nathaniel Wyethが現場監督のために建てたもの。

336 Rindge Ave (12/25/2022)
家の前に建つ案内板。(12/25/2022)

氷河の後退とともに、広大な粘土層がFresh Pondの境界の湿原の下に残った。Harvard SquareたEast Cambridgeでは小規模な採掘がおこなわれ、地元の建設業者に利用されたが、1840年代にはBostonで新しい住宅の需要が高まり、また大半の木造建築を違法とする厳格な法律により、耐火性の建築材料の市場が大きくなった。同じころ、アイルランドからの移民が労働力を提供していた。
1844年、数人のNorth Cambridgeの農民が、レンガ製造業者に土地を売ったり貸したりし、アイルランド人労働者が粘土の採掘のため雇用された。North Cambridgeでのレンガ製造により、まもなく泥まみれの粘土採掘抗、煙でいっぱいの窯、大きな乾燥小屋といった光景が生み出された。粘土のある土地はWalden St、Huron AveからRinge Ave、Alewife Brookまで広がっていた。この湿気の多い土地では地下室をつくることはできず、洪水も頻繁にあったため、移民たちは地下室を高くした家をつくり、いまでもこのエリアの特徴となっている。のちにフランス系カナダ人とイタリア人がアイルランド人に代わってレンガ製造業で働き、自分たちの痕跡を地域に残している。
Sands一家はCambridgeのレンガ工業をほぼ1世紀にわたり支配した。1830年代にIvory SandsはEast CambridgeのMiller’s Riverに近い粘土採掘場で働き、1839年頃にInman Squareに近い145 Elm Stに今も残る家を建てた(Ivory Sands House)。1840年代にはHiram SandsはFlagg Stに近いCharles Riverに新しく採掘抗を開き、1848年に22 Putnam Aveにレンガ造りの家を建てた(Hiram Sands House)。John Sandsは1845年、Garden Stから外れたところにある古い採掘抗を買い取り会社を設立したが、この会社は1900年に他のCambridgeの製造業者と合併してNew England Brick Companbyとなっている。
1956年に最後の工場が閉鎖されるまで、レンガ製造業はBoston市街の外側にある工業地域としてのNorth Cambridgeの確立に寄与した。いくつかの採掘抗は開発のために埋め立てられたが、他にはRussell FIeld、Raymond Field、St. Peter’s FIeld、Danehy Parkのように公園となったものもある。今日、このかつて有名だったCambridgeのレンガ工業のもっとも明確な証拠として、Bostonのレンガ歩道があり、ここのレンガにはNew England Brick Companyを示すNEBCoの刻印がしばしばみられる。

Elizabeth Frost Tenanthouse

1812年に建てられたFederal styleの家。もとはMass Aveにあり、現在地に移転したのは1840年代。

35 Bowdoin St (12/18/2022)

David Frost House

1815年に建てられたFederal styleの家。もとはMass Aveにあり、現在地に移転したのは1889年。

26 Gray St (12/18/2022)

J. A. Wood House

1888年に材木業者のJ. A. Woodのために建てられた。Colonial Revival style。

3 Sacramento St (12/18/2022)

Stillman Willis House

1839年にMass Ave沿いに建てられ、1883年に現在地に移転した。Greek Revival、Italianate、Colonial Revival styleの要素を持つ。

1 Potter Park (12/18/2022)

Walter Frost House

1807年に建てられたFederal styleの家で、元はMass Aveにあったが1866年に現在地に移築された。

10 Frost St (12/18/2022)

Walden Street Cattle Pass

Walden St crossing Fitchburg Line (12/18/2022)

19世紀半ば、地域内の高規格道路がいくつかPoter Squareで交差していた。1760年代にできたDavenport Tavernは、Bostonに向かう牛追いや農民に人気があり、Concord Road (現在のMassachusetts Ave)には、牛市場のための飼料場ができた。
Vermont人のSyvester Edsonは、このような場所を買い取り、1833年に食肉処理場とホテルを建てた。1837年、Zachariah PoterによりPorter’s Cattle Market Hotelと名付けられたこのホテルは、Davenport TavenrにかわりNorth Cambridgeの地域生活の中心となった。Poter Squareはこのホテルから名づけられたものであり、あたりでは新鮮な牛肉が提供されて”Poterhouse Steak”として広く知られた。
牛市場は1843年のFitchburg鉄道路線の完成により便を得た。鉄道はさらに郊外の開発を促進したが、移住者たちは1868年に食肉処理場を閉鎖させた。牛市場は、1871年に土地がCreighton StとRegent Stによって住宅地に分割されるまで存続し、ホテルは1909年、商店街への道をつけるために壊された。しかし牛取引のための通行路は1920年代まで存続し、牛はここで降ろされMassachusetts Aveを経て、Harvard Squareを抜け川向うのBrighton Abattoirまで運ばれた。
今日、唯一残っている牛市場の痕跡は、Walden Stの牛の道(Cattle Pass)で、これはこの橋(Walden StがFitchburg Lineを越える橋にこの看板がある)の下にあるレンガ造りのトンネルである。Walden Stが資料場を横切って敷設されたときに、このアンダーパスのおかげで輸送車の列から降ろされた牛たちは、街の道路を横切らずに済んだのである。

W. A. Mason House

Italianate styleとGreek Revival styleの要素を持つ家で、1846年に建てられ1867年に拡張された。W. A. Masonは市の調査官だった。

87 Raymond St (12/18/2022)

Patrick Slowey House

1852年に建てられたPatrick Sloweyという労働者の家で、このクラスの人々の住宅の典型とされる。

71 Bolton St (12/18/2022)

Avon Hill Historic District

このエリアは17-19世紀半ばまで農地であったが、1869年にHenry MelendezとGilbert Dexterという事業者が土地を買い取り、宅地開発が始まった。ほとんどの家は1900年以前に建てられている。

Walnut Ave (12/18/2022)
Washington Ave/Lancaster St (12/18/2022)

DeRosay-McNamee House

1895年頃のColonial Revival styleの家。地元のレンガ製造工場のオーナーのために建てられた。

50 Mt. Vernon St (12/18/2022)

Second Cambridge Savings Bank Building

1897年に建てられたRenaissance styleの建物。Harvard Squareの中心部にある第一次世界大戦前の代表的建築とされる。

11–21 Dunster St (12/17/2022)

Porcellian Club

Harvardの学生をメンバーとするPorcellian Clubのクラブハウス。Theodore Rooseveltが所属していたことでも知られる。

1320–24 Massachusetts Ave (12/17/2022)

Berkeley Street Historic District

このあたりの家は1852-72年に建てられ、Italianate styleやSecond Empire styleの建物が多い。

Berkeley St (12/17/2022)
Berkeley Pl (12/17/2022)

William Dean Howells House

1873年に建てられた作家William Dean Howellsの家。のちにはHelen Kellerもここに住んだ。

37 Concord Ave (12/17/2022)

Bennink-Douglas Cottages

1874年に建てられた中所得者階級のための住宅。4軒の建物が並んでいる。1870年代にはこうした低コストの家屋が多く建てられていた。

35–51 Walker St (12/17/2022)

Bertram Hall

1901年、Alexander Wadsworth Longfellow Jr (Henry Wadsworth Longfellowの甥)の設計により建てられた。Radcliffe Collegeの最初の学生寮。Georgian Revival style。Grace Hopkinson Eliot Hallの隣。

53 Shepard St (12/17/2022)

Grace Hopkinson Eliot Hall

1907年、Alexander Wadsworth Longfellow Jr (Henry Wadsworth Longfellowの甥)の設計により建てられた。Radcliffe Collegeにあり、同じ設計者によるBertram Hallとほぼ同じ構造。Grace Hopkinson EliotはHarvardの学長だったCharles William Eliotの妻。現在は大学寮として使われている。Georgian Revival style。

51 Shepard St (12/17/2022)

E. H. Brabrook House

1849年に建てられたGreek Revivalの要素をもつItalianate styleの家。Ezra Brabrookは地元の家具販売業者だった。

42–44 Avon St (12/17/2022)

Buildings at 15–17 Lee Street

1856年に建てられた二世帯用の家。Italianate style。

15–17 Lee St (12/11/2022)

George Gale House

1858年、George Gale 父子により建てられた。Italianate style。二人はKendall Square付近に材木場を所有していた。

14–16 Clinton St (12/11/2022)

Clifton Merriman Post Office Building

1933年の建築。Central Squareにある巨大な郵便局。Clifton MerrimanはAfrican Americanで第一次世界大戦時の軍人であり、のちにCambridge郵便局の局長補佐となった人物。

770 Massachusetts Ave (12/11/2022)

Odd Fellows Hall

1884年、Independent Order of Odd Fellows(一種の国際友愛団体)のメンバーたちによって建てられた。

536 Massachusetts Ave (12/11/2022)

Norfolk Street Historic District

19世紀に開発された住宅地で、Greek Revival styleの建物が多く残る。

73 Norfolk St (12/11/2022)

Urban Rowhouse

Central Squareの近くにあるアパートメント群で、19世紀後半に建てられた。

26–32 River St (12/11/2022) – 1860年。
30–38 Pearl St (12/11/2022) – 1874年。
40–48 Pearl St (12/11/2022) – 1875年。

Andrew Newman House

1823年に建てられたGeorgian styleの家。初代の所有者はロープ製造業者だった。

23 Fairmont St (12/11/2022)

Edmund Reardon House

1884年に建てられたQueen Anne styleの家。Edmund Reardonは銀行家でUnion Savings Bankの頭取や市会議員を務め、102歳まで生きた。

195 Erie St (12/11/2022)

Hastings Square Historic District

1857年、Edmund Trowbridge Hastingsが土地を市に寄付したことにより、この地区の開発が加速した。1869-1892年に建てられたQueen Anne styleのものが多い。

302 Brookline St (12/11/2022) – 1887年。
75 Henry Street (12/11/2022) – 1892年。

Shell Oil Company “Spectacular” Sign

この看板は、もともと1933年にボストンに建てられたが、1944年に現在地に移設された。

187 Magazine St (12/11/2022) – Memorial Drive沿いにある。

Ernst Flentje House

1866年に建てられたSecond Empire styleの家。当初は1家族用だったが、1900年にErnst Flentjeが3家族用に改装した。

129 Magazine St (12/11/2022)

First Baptist Church

1881年に建設されたGothic styleの教会で、Hartwell and Richardsonの設計。Central Squareのランドマークの一つ。

Magazine and River Sts (12/11/2022)

Upper Magazine Street Historic District

Cambridgeportに近いエリアで19世紀半ばに住宅街となった。

Cottage St (12/10/2022)

Valentine Soap Workers Cottages

1828年、Charles ValentineはCambridgeportにて石鹸製造工場を設立。この住宅は1835年に工場労働者のために建設された。

101 Pearl Street (12/10/2022)
5–7 Cottage Street (12/10/2022

Asa Ellis House

1805年に建てられたFederal styleの家。Longfellow Bridgeの架橋により勃興したCambridgeport地区の開発の初期の建物である。

158 Auburn St (12/10/2022)

Salem–Auburn Streets Historic District

このエリアは19世紀半ばに本格的な開発が始まった。Late Georgian style、 Federal style、Greek Revival styleの家が残る。Cambridgeport地区に近いエリアであり、HarvardからWatertownに向かうMt Auburn Stとは異なる場所である。

15 Salem St (12/10/2022)

F. A. Kennedy Steam Bakery

ビスケット、クッキーなどをつくっていた工場で、1875年に建設された。現在はアパートメント。

129 Franklin St (12/10/2022)
129 Franklin St (12/10/2022)

New England Confectionery Company Factory

1901年、いくつかの製菓企業が合併してできたNew England Confectionary Company (NECCO)の工場で、1925-27年に建設された。現在は製薬企業のNovartisのオフィスとなっている。

250 Massachusetts Ave (12/10/2022)

Old Cambridgeport Historic District

19世紀初頭の家が多く残るエリア。Greek Revival styleやLate Victorian styleの家がみられる。

Samuel Fay House (12/10/2022) – 1805年建築。

Margaret Fuller House

トランセンデンタリストMargaret Fullerが生まれてから16歳まで住んでいた家。1810年建築でFederal styleである。

71 Cherry St (12/10/2022)

Arthur D. Little Inc., Building

1917年建築。化学者Arthur Dehon Littleの創設したconsulting industrial laboratoryのための建物。

30 Memorial Dr (12/10/2022)

Divinity Hall

Harvard Universityを構成するschoolのひとつ、Harvard Divinity Schoolの最古の建物。1826年にSolomon WillardThomas Waldron Sumnerの設計により建てられた。文人Ralph Waldo Emerson、トランセンデンタリストのTheodore Parker、哲学者George Santayanaらがいた。

12 Divinity Ave (12/04/2022)

Deane-Williams House

1848年に建てられたItalianate styleの家。

21–23 Fayette St (12/04/2022)

Shady Hill Historic District

Harvardの東側に位置する住宅街で、19世紀後半に建てられたQueen Anne styleやColonial Revival styleの家が残っている。

Shady Hill Sq (12/04/2022)

Sara Foster Colburn House

1846年建築のGothic Revival styleの家。正面のスタイルは、Connecticut River valleyにしか見られないタイプのものという。

7 Dana St (12/04/2022)

Maple Avenue Historic District

19世紀半ばから開発された住宅地。Queen Anne styleやColonial Revival styleの家が多く残る。

Maple Ave (12/04/2022)

Isaac Fay House

1843年に建てられたGreek Revival styleの家。Isaac FayはCambridgeの市会議員であった。

125 Antrim St (12/04/2022)

Inman Square Historic District

ボストンの商人でCambridgeに土地と邸宅を所有していたRalph Inmanにちなんで名づけられた場所で、Central Squareの北側にある。18世紀末から都市化が始まり、現在もにぎわう。

Inman Sq (12/04/2022)
消防署 (12/04/2022)

Maria Baldwin House

1840年頃に建てられた2世帯用の住宅。Greek Revival style。African Americanの教師Maria Louise Baldwinが1892年から1922年に死ぬまで住んでいた。彼女は、当時のNew Englandで初の黒人の学校長であり、またCambridgeには2人しかいなかった校長の一人でもあった。

196 Prospect St (12/04/2022)

Ivory Sands House

1839年に建てられたFederal styleからGreek Revivalへの移行期の家。Sands一家は地元のレンガ製造業者で、自らのレンガで建てた4軒の家の一つ。

145 Elm St (12/04/2022)

James B. Barnes House

1824年に建てられたFederal styleの家。New England Glass Companyで働いていたガラス職人のために建てられた。

109 Hampshire Street (12/04/2022)

Beth Israel Synagogue

1901-3年にかけて建てられたユダヤ教のシナゴーグ。Romanesque style。現在はコンドミニアムになっている。

238 Columbia St (12/04/2022)

Rufus Lamson House

1854年におそらくRufus Lamsonによって建てられたと考えられている。彼は石工で、またたくさんの不動産を所有し、市の判事補佐官として22年間務めた人物でもあった。

72–74 Hampshire St (12/04/2022)

Josiah Mason Jr. House

1831年建築のFederal styleの家。Josiah Masonは地元の商人で地域の政治にも携わった人物。

11 Market St (12/04/2022)

The Jarvis

1890年建築のアパートメント。Queen Anne style。Harvardの北側、Mass Ave方面では、ごく初期にできたものとされる。

27 Everett St (11/27/2022)

Building at 1715–1717 Cambridge Street

1845年建築のアパートメント。Greek Revival style。

1715–1717 Cambridge St (11/27/2022)

Building at 1707–1709 Cambridge Street

1845年建築のアパートメント。Greek Revival style。

1707–1709 Cambridge St (11/27/2022)

Francis J. Child House

1861年に建てられたSecond Empire styleの家。

67 Kirkland St (11/27/2022)

E. E. Cummings House

1893年に建てられたColonial Revival styleの家で、詩人・画家・作家のE. E. Cummingsが生まれてからHarvardを卒業するまで住んでいた。

104 Irving St (11/27/2022)

William Morris Davis House

1890年代に建てられたQueen Anne styleの家。気象学・地形学の研究で高名であったHarvard教授William Morris Davis(1850-1934)が1898-1916年に住んでいた。

17 Francis Ave (11/27/2022)

Joseph Lovering House

1839年に建てられたGreek Revival styleの家。設計者Oliver Hastingsは、Luther Brooks Houseも手掛けている。購入したJoseph LoveringはHarvardの数学者で自然哲学者。

38 Kirkland St (11/27/2022)

Luther Brooks House

1840年に建てられたGreek Revival styleの家。設計者Oliver Hastingsは、Joseph Lovering Houseも手掛けている。

34 Kirkland St (11/27/2022)

Kirkland Place Historic District

7軒の建築が含まれ、うち6軒は1857年以前のもの。Greek Revival、Italianate、Second Empireなどのスタイルの家がある。

Loring-Pierce House (11/27/2022)
9 Kirkland Place (11/27/2022)
12 Kirkland Place (11/27/2022)
13 Kirkland Place (11/27/2022)
14 Kirkland Place (11/27/2022)

University Museum

1859年建設とされる。Harvard Museum of Natural HistoryPeabody Museum of Archaeology and Ethnologyが入居している巨大な博物館。

11–25 Divinity Ave (11/27/2022) – ミュージアムは何度も見学しているが、外観は初めて撮影。

Treadwell-Sparks House

1838年、William Saunders (William Saunders HouseWalter Frost Houseを建てた建築家)によって、発明家でHarvard教授だったDaniel Treadwellのために建てられた。1848年、privateerの船長、商人、のちに下院議員にもなったNathaniel Silsbeeが、歴史学者Jared Sparksと結婚した娘のために購入した。Greek Revival style。

21 Kirkland St (11/27/2022)

Athenaeum Press

1895年に建てられたAthenæum Press社の建物で、印刷作業を行っていた。同社はEdwin GinnとGinn and Companyの所有だった。屋上のアテナ像はAdio diBiccariによるもの。

215 1st St (11/26/2022)

Blake and Knowles Steam Pump Company National Register District

ここは19世紀後半から20世紀半ばにかけて、工業用ポンプのトップメーカーだったBlake and Knowles Steam Pump Companyの工場エリアである。1889年に建設され、1927年まで操業していた。

Around Third, Binney, Fifth, and Rogers Sts (11/26/2022)
Around Third, Binney, Fifth, and Rogers Sts (11/26/2022)

Bottle House Block

1826年、実業家Deming JarvesによりTavernとして建てられた。East Cambridgeでは3番目に古いレンガ造りの建物。

204–214 3rd St (11/26/2022)

American Net and Twine Company Factory

1875年に建てられた、米国最初の綿製漁網製造業者の建物。Italianate style。1886年と1916年に拡張され、現在はオフィススペースになっている。

155 2nd St (11/24/2022)

Benjamin Hoyt House

1868年に建てられたItalianate styleの家。

134 Otis St (11/24/2022)

Sacred Heart Church, Rectory, School and Convent

1870-80年代に建てられた教会とその付属施設。教会は中世ゴシック様式でつくられている。

6th and Thorndike Sts (11/26/2022)

Winter Street Historic District

1854年以前に建てられた労働者たちの住宅群。多くはNew England Glass Companyに雇われていたという。

Winter St (11/26/2022) – 邸宅とは趣が異なる。

Lechmere Point Corporation Houses

1821年以前に建てられた住宅群。Lechmere Point Corporationは、19世紀初期にEast Cambridgeの開発を行った業者である。

45–51 Gore St (11/26/2022)

East Cambridge Historic District

East Cambridgeは、Central、Harvard、PorterといったMassachusetts Aveを中心とするエリアとは趣が異なる。交通機関もRed LineよりもGreen LineのLechmereに近い。このエリアにはランドマークとなる教会や公共機関があり、付近には当時の住宅が多く現存している。

Ortis St (11/26/2022)
The Middlesex South Registry of Deeds (11/26/2022)

East Cambridge Savings Bank

1931年、Thomas Marriott Jamesにより設計された銀行本店。

292 Cambridge St (11/26/2022)

Union Railway Car Barn

1869年、Union Railway Companyの馬鉄の車庫としてつくられた。現在は商店となっている。

613–621 Cambridge St (11/26/2022)

The Montrose

1898年に建てられた高級アパートメント。隣のThe Dunveganとは地下通路でつながっている。

1648 Massachusetts Ave (11/24/2022) – 隣はDunvegan

The Dunvegan

1898年に建てられたアパートメント。名前はスコットランドのDunvegan Castleに由来するという。隣にあるアパートメントThe Montroseとは地下通路でつながっている。

1654 Massachusetts Ave (11/24/2022) – 手前がDunvegan。

Garfield Street Historic District

1885-91年に開発された住宅地。3軒以外はすべて1891年までに建てられたという。建築様式はさまざま。

Garfield St (11/24/2022)
Garfield St (11/24/2022)

William Saunders House

1843年、建築家William Saundersが息子のために建てた家。1926年に現在地に移転。

6 Prentiss St (11/24/2022)

Peabody Court Apartments

1922年に建てられたColonial Revival styleのアパートメント群である。

41–43 Linnaean St (11/24/2022) – H型になっている。

Cooper–Frost–Austin House

Cambridgeに現存する最も古い家屋で、Samuel Cooperによって建てられたのは植民地時代にさかのぼり、1689年にはすでに記録がある。当初はごく小さな家だったが、1720年頃に拡大され、さらに1807年、1816年にMartha Frost AustinとThomas Austinによりそれぞれ拡張が行われた。

21 Linnaean St (11/24/2022)

North Avenue Congregational Church

1845年に建てられたGreek Revival styleの教会堂。もとは別の場所にあったが移設された。現在はLesley Universityが所有、図書館として使われている。

1801 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Lovell Block

1882年にAndrew Jackson Lovellによって建てられたレンガ造りの3階建ての建物。上層階は住居、1階は商店に使われた。

1853 Massachusetts Ave (11/24/2022)

St. James Episcopal Church

1888-9年建築のRichardsonian Romanesque styleの教会。Henry Martyn Congdonにより設計された。

1991 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Frederick Billings House

1846年建築のItalianate styleの家。Orchard Street近辺の住宅開発が始まって間もないころに建てられた。

45 Orchard St (11/24/2022)

Henderson Carriage Repository

1892年、馬車製造業者Henderson一家のために建てられた。もとは馬車置き場として使われており、2000台収容できたという。現在はオフィスなどに転用されている。

2067–2089 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Alpheus Mead House

1860年代に建てられたSecond Empire styleの家。食肉業者のAlpheus Meadの家だった。

2200 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Isaac McLean House

1894年に建てられたColonial Revival styleの家。ボストンの会計士Isaac McLeanが住んでいた。

2218 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Church of the New Jerusalem

1901年に建てられた新教会派(Swedenborgian)の建物。English Gothic Revival style。

50 Quincy St (11/20/2022)

Fogg Museum

1896年開設。Harvardの美術館の中では最も古い歴史を持つ。現在の建物は1925年のGeorgian Revival styleの建築。

26–32 Quincy St (11/20/2022)

R.H. Farwell House

1891年に建てられた家。このような高級感のあるファッショナブルな家が当時立ち並んだという。

2222–2224 Massachusetts Ave (11/24/2022)

Dana-Palmer House

1822年に建てられたFederal styleの家。Dana一族の一人、Richard Henry Dana Sr.が住んでいた。その後作家George Herbert Palmerが40年近く住んでいたことも知られる。

12–16 Quincy St (11/20/2022)

Harvard Union

1900年、McKim, Mead and White事務所の設計により建てられたneo-Georgian styleの建物。Harvardの学生のソーシャルスペースとして使われた。

Quincy and Harvard Sts (11/20/2022)

Sears Tower – Harvard Observatory

1841年、Isaiah Rogersの設計により建てられた天文台。現在、塔は大きな建物の一部になっている。

60 Garden St (11/20/2022)

Taylor Square Firehouse

1904年に建てられたレンガ造りの消防署。現在も使用されている。

113 Garden St (11/20/2022)

Hall Tavern

1790年代のFederal styleの家で、1930年にDuxberyから移設されたもの。

20 Gray Gardens West St (11/20/2022)

Gray Gardens East and West Historic District

20世紀初期の住宅街でneo Georgian styleの家が多いとされる。

Gray Gardens East (11/20/2022)
Gray Garden West (11/20/2022)
16 Gray Gardens East (11/20/2022) – Tudor Revival Style

Asa Gray House

1810年、Ithiel Townにより設計され、もとは現在とは別の場所に建てられた。動物学者William Dandridge Peck、植物学者Thomas Nuttall、Harvard学長James WalkerJared Sparksらが住んだ後、1842年に植物学者Asa Grayが家を購入し、1844年から住んでいた。

88 Garden St (11/20/2022)

H. Langford Warren House

1904年、Harvardの建築学部を組織し初代学部長となったHerbert Langford Warrenが、自分自身のために設計して建てた家。

6 Garden Terr (11/20/2022)

S. B. Withey House

1855-6年頃に建てられたGreek Revival styleの家。Havard Square近辺に残る数少ない住宅用建築の一つ。

10 Appian Way (11/20/2022)

Carpenter Center for the Visual Arts

1962年完成のLe Corbusierの設計による建物。Harvardの視覚芸術学部のための施設として建設された。

19 Prescott St (11/19/2022)

Littlefield-Roberts House

1873年にJoseph Littlefieldにより建てられたSecond Empire styleの家。

16 Prescott St (11/19/2022)

Beck-Warren House

1833年に建てられたGreek Revival styleの家で、古典学教授Charles Beckが住んでいた。のちにサンスクリット学者Henry Clarke Warrenの所有となり改造が施された。1899年からはHarvardの所有となっている。

11 Prescott St (11/19/2022)

Hasty Pudding Club

Hasty Pudding ClubはHarvardの社交クラブで、1795年に設立された。

12 Holyoke St (11/19/2022)

Mount Auburn Cemetery Reception House

Mount Auburn Cemeteryのレセプションハウスだった建物。1870年にNathaniel Jeremiah Bradleeの設計により建てられた。現在は墓地の一部ではなく、1896年に墓地内に新しいレセプションハウスが建てられている。

583 Mt. Auburn St (11/19/2022) – 墓地とは広いMt. Auburn Stをはさんで向かい側にある。

Mount Auburn Cemetery

1831年より供用されている墓地。70haの敷地を有する。米国最初の公園型墓地である。医師Jacob Bigelow、景観デザイナーAlexander Wadsworthの助力を得て、政治家Henry Alexander Scammell Dearborn(1783-1851)がデザインした。特にBigelowは街中の小さな教会墓地への埋葬は公衆衛生上問題があり、またいずれ場所がなくなるとも考えていた。

580 Mount Auburn St (11/19/2022) – 入口
中にはいくつも建物がある。(11/19/2022)

Building at 259 Mount Auburn Street

1850年頃に建てられたItalianate styleの建物。もとは別の場所にあったものを移設したと考えられている。North CambridgeとWatertown、Walthamを結んでいたWatertown Branch Railroadの施設だったともいわれる。

259 Mt. Auburn St (11/19/2022)

Ash Street Historic District

1850から1890に建てられた家が多く残っている。

6 Ash Street Place (11/19/2022) – 1848年建築。
9 Ash Street (11/19/2022) – 1941年建築で、唯一の20世紀の家。
Henry Nowell House (11/19/2022) – 1828年建築で、最古の家。

Craigie Arms

1897年に建てられたGeorgian Revival styleのアパートメント。角の丸みが特徴。

2–6 University Rd., 122 Mt. Auburn, and 6 Bennett Sts (11/19/2022)

Harvard Houses Historic District

ここはHarvardの学生の住居が多くある場所。1913-30年に建てられたGeorgian Revival styleの建物が歴史的価値があるとされる。より新しいものには1959年にできたQuincy Houseが知られる。

Quincy House (11/19/2022)

Harvard Lampoon Building

1909年に建てられた建物でThe Harvard Lampoon(Harvardの学生によるユーモア雑誌)がある。奇抜なデザインには賛否両論があった。

44 Bow St (11/19/2022) – 学生街で騒々しい。
後ろ側からみる (12/19/2022)

Reversible Collar Company Building

1862-1907年に別々にできた複数の建物が、のちに1つに融合した。最古の部分はAllen and Farnhamという印刷業者であり、ついで1867年にReversible Collar Companyというワイシャツのカラーをつくる会社の所有となる。1897年にはBoston Bookbinding Companyのものとなり、1960年代後半からはオフィスや商店に使われている。

25–27 Mt. Auburn & 10–12 Arrow Sts (11/19/2022)

Edwin Abbot House

1889年、Longfellow, Alden and Harlow事務所の設計によるRichardsonian Romanesque styleの家。鉄道事業者であったEdwin Hale Abbotが死ぬまで住んでいたが、1937年からはLongy School of Music of Bard Collegeが使用している。

1 Follen St (11/12/2022)

Second Waterhouse House

1844年にBejnamin Waterhouseにより建てられた家で、地下のヒーティングシステムに特徴がある。

9 Follen St (11/12/2022)

Building at 10 Follen Street

1875年、Peabody and Stearnsの設計により建てられた家。Second Empire styleと Stick styleの移行期の建物とされる。

10 Follen St (11/12/2022)

Theodore W. Richards House

1900年に建てられた家。米国で初めてノーベル化学賞を受賞したTheodore William Richardsが死ぬまで住んでいた。

15 Follen St (11/12/2022)

Cloverden

1837年に建てられ、Harvard Universityのfacultyの独身寮として使われていた。 William Watson Goodwinによれば「ローマの晩餐」が提供されていたというほどのホスピタリティで知られた。

29 Follen St (11/12/2022) – Cambridge Commonに近いが静かな一帯である。

Christ Church

BostonのKing’s Chapelに通っていたCanbridgeの教会員たちのために、1760年に建てられたもの。Revolutionary Warでは英国寄りだったため植民者側に占拠されたが、近くに司令部を置いていたGeroge Washingtonの礼拝所でもあった。

Garden St (11/12/2022)

Cambridge Common Historic District

Cambridge Commonを中心とするエリア。1636年、マサチューセッツ植民地の知事の選挙が行われ、Revolutionary Warでは兵舎が置かれた。この歴史地区は、周辺の建物も含んでいる。

Cambridge Common (11/12/2022) – 地元の人たちが公園として利用。
First Parish in Cambridge (11/12/2022)
Gannet House (11/12/2022)
Hemenway Gymnasium (11/12/2022)
Hastings Hall (11/12/2022)
Harvard-Epworth United Methodist Church (11/12/2022)
Christian Science Church (11/12/2022)
Frost-Waterhouse House (11/12/2022) – Harvardの教授で天然痘ワクチンを当地に導入した。

Reginald A. Daly House

1880-90年代に建てられたQueen Anne/Shingle styleの家。1910年にHarvard Universityの地質学者でPenrose Medalの受賞者であるReginald Aldworth Dalyが購入して住んでいた。

23 Hawthorn St (11/06/2022)

Col. Thomas Wentworth Higginson House

軍人、ユニタリアン派の牧師、政治家、奴隷廃止論者で作家のThomas Wentworth Higginson(1823-1911)が住んでいた家。1880年の建築。

29 Buckingham St (11/06/2022)

Percy W. Bridgman House

1920年に建てられたNeo-Rationalist styleの家。Harvard Universityの教授でノーベル物理学賞を受賞したPercy Williams Bridgmanが1928年から死ぬまでここに住んでいた。

10 Buckingham Pl (11/06/2022)

George D. Birkhoff House

Second Empire様式の家で建てられた1890年代以前だろうといわれる。Harvard Universityの数学者George David Birkhoffが1920年から28年まで住んでいた。

22 Craigie St (11/06/2022)

Edward Dodge House

1878年に建てられた家。Queen Anne様式の非対称なデザインが特徴である。

70 Sparks St (11/06/2022)

Lowell School

1883年建築で市内に残る唯一の木造校舎。地元で多くの公共施設を設計したJamesおよびGeorge Fogerty父子によりデザインされている。

25 Lowell St (11/06/2022)

Robert Frost House

1884年に建てられたQueen Anne/Stick様式の家。詩人Robert Frostが死ぬまでの20年間住んでいた。

29–35 Brewster St (11/06/2022)

William Cook House

1877年に建てられたStickおよびQueen Anne様式の家。

71 Appleton St (11/06/2022)

Howe House

1887年にLois Lillie (White) Howe (Lois Howeの母親として知られる)により建てられた。のちに建築家となる娘はまだ子供であり、この家を設計したのはEdward Clarke Cabotの事務所である。

6 Appleton St (11/06/2022)

Hooper–Lee–Nichols House

Dr. Richard Hooperにより1685年に建築された家。その後何度も所有者を変え、改装を繰り返しながら現在に至っている。Joseph Lee判事がこの家を購入したのは1758年。George とSusan Nicholsは1859年にこの家を改築している。1957年以降は、Cambridge Historical Societyが所有している。

159 Brattle St (11/06/2022)

Longfellow House–Washington’s Headquarters National Historic Site

1759年建築。1775年のRevolutionary Warにおいて、George Washingtonの司令部となる。1776年にWashington軍のapothecary general (医薬品・医療器具を補給を担当する)であったAndrew Craigieの所有となった。1843年からHenry Wadsworth Longfellowが所有し、1882年に死ぬまでそこに住んでいた。

105 Brattle St (11/06/2022)

Oliver Hastings House

地元の建築業者Oliver Hastingsにより1844年に建てられたギリシア復興様式の家。のちに聖公会の司教William Lawrenceの家となった。

101 Brattle St (11/06/2022)

Mary Fiske Stoughton House

1882年、Henry Hobson Richardsonの設計により建てられた。法律家・外交官であったEdwin W Stoughton(1812-82)の未亡人Mary Fiske Stoughtonの依頼によるもの。息子であり哲学者・歴史家として活動したJohn Fiskeにより、1900年に手を加えられている。

90 Brattle St (11/06/2022)

Brattle Hall

ここはマイナー映画をよく上映しているBrattle Theatreとして知られる。1889年、Cambridge Social Unionのライブラリ、集会所として建てられた。

40 Brattle St (11/06/2022)

Dexter Pratt House

1808年建築。Henry Wadsworth Longfellow(1807-82)の詩’The Village Blacksmith‘(村の鍛冶屋)の着想のもととなった。

54 Brattle St (11/06/2022)

William Brattle House

1727年、マサチューセッツ湾植民地で最大の富豪でもあったWilliam Brattle少将のために建てられた。火薬警鐘事件において、この家は怒った大衆に囲まれ、Brattleはボストンに逃亡。Revolutionary Warにおいては、植民地側からイギリス側に移ったため、1776年には齢70にしてカナダへの脱出を余儀なくされ、その後まもなく死亡している。

42 Brattle St (11/06/2022)

Richard Hapgood House

1889年に建てられたアン女王時代様式の家。二軒または四軒長屋からアパートメント方式への移行期の建築とされる。

382–392 Harvard St (11/05/2022)

William F. Bradbury House

1877年建築の第二帝政様式の家。Cambridge Rindge and Latin Schoolの校長であったWilliam F. Bradburyにより建てられた。このあたりでは珍しく。現在でも一家族用の仕様となっている。

369 Harvard St (11/05/2022)

Harvard Street Historic District

このあたりはFrancis Danaの所有地Dana Hillに含まれれていたが、彼の死後の19世紀後半になり住宅地開発が盛んになった。コロニアル復興様式、第二帝政様式、ゴシック復興様式などの家が並ぶ。

336 Harvard St (11/05/2022)
338 Harvard St (11/05/2022)
340 Harvard St (11/05/2022)
341-3 Harvard St (11/05/2022)
342-4 Harvard St (11/05/2022)

William R. Jones House

1865年頃に建てられた第二帝政様式の家。石鹸製造業者William R. Jonesのもの。付近一帯の地主であったFrancis Danaの死後、Dana Hill地区が住宅地になっていった時代の代表的な家。

307 Harvard St (11/05/2022)

Ephraim Atwood House

1839年建築のギリシア復興様式・古典復興様式の家。ここと隣のBuilding at 104–106 Hancock Streetはほぼ同じ建築とされ、同時期に建てられた。付近一帯はDana Hillと呼ばれ、Founding Fathers(米国建国の父)の一人Francis Danaの所有地であり、彼の死後は子孫に分割相続されている。

110 Hancock St (11/05/2022)

Building at 104–106 Hancock Street

1839年建築のギリシア復興様式・古典復興様式の家。ここと隣のEphraim Atwood Houseはほぼ同じ建築とされ、同時期に建てられた。一帯はFounding Fathers(米国建国の父)の一人Francis Danaの所有地であり、彼の死後は子孫に分割相続されている。

Cambridge Public Library

1888年、大実業家Frederick H. Rindgeの資金援助、Henry Van Bruntの設計による大図書館。Minuteman Library Networkの一員であり、2014年には市の予算の1.64%が図書館事業に支出されている。

449 Broadway (11/05/2022) – 図書館の前には広大な芝生があり、人々がピクニックしている。
449 Broadway (11/05/2022) – これ元々の建物だが、2009年に大増築され、ガラス張りの巨大図書館となった。

George Close Company Building

1872年創業のGeorge Close Companyが建てたキャンディ工場。1910年の建築。1939年に同社が倒産した後は別の会社の手にわたり、実験器具や医療器具の製造が行われていた。1971年まで工場として使用されていたが、1976年に集合住宅となった。

243 Broadway (11/05/2022)

Buildings at 110–112 Inman Street

1845年に建てられたギリシア復興様式の家。

110–112 Inman St (11/05/2022)

Building at 106–108 Inman Street

1845年に建てられたギリシア復興様式の家。

106–108 Inman St (11/05/2022)

Building at 102–104 Inman Street

1845年に建てられたギリシア復興様式の家。

102–104 Inman St (11/05/2022)

Bigelow Street Historic District

Central Squareの北西に位置する。1868-74年頃のごく短い期間に家が建ったため、Bigelow Stの建物は第二帝政様式でおおむね統一されている。

6 Begelow St (11/05/2022)

City Hall Historic District

Central Squareの北西側一帯のエリア。Cambridge City Hallは1888-9年にかけて、大実業家Frederick H. Rindgeの資金援助でLongfellow, Alden & Harlow事務所の設計により建てられた。

City Hall (11/05/2022) – 手前に芝生があり、たくさんの人々が休憩している。
Syrian Orthodox Catholic Church (11/05/2022) – 1822年建築。
Cambridge YWCA (11/05/2022) – 1910年建築。
Cambridge Mutual Fire Insurance Building (11/05/2022) – 1888年建築。
Cambridge Electric Light Company Building (11/05/2022)