Newtonの文化遺産

NHRPはWikipediaのリストに載っている。

駅は黒丸で示した。駅名は省略。Chestnut Hillのボストン側の隣駅Reservoirには、Sullivan-Harvardを経由する86が発着する。

Chestnut Hill

Newtonでは東側に位置しボストンと接するが、この地名を持つ地区そのものはBoston、Newton、Brooklineの3つの自治体に分割されている。ボストンからであれば、グリーンラインB、C、DのいずれでもReservoirに到達できる。

NEWTON CENTRE

Newtonの中心部で、商店街や公共施設が集まる。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、独特の豪華な住宅街が形成された。バス便も多くあるが、Centre Stを南北に縦断する52は土日祝は休み。メインとなる交通機関は東西に走るグリーンラインDである。歴史的に”Center”ではなく”Centre”と表記する。

Newton City Hall and War Memorial

Newtonの市役所は1932年、Allen & Collensの設計によりColonial Revival styleで建てられた。全体の景観はOlmsted Brothersのプラン。第一次世界大戦の記念施設ともなっている。

1000 Commonwealth Ave (03/31/2024) – Newton Centre駅からはけっこう遠い。

Capt. Edward Durant House

家屋と土地全体が歴史的遺構とされている。1732年、Edward Durant IIが92エーカーの土地を購入し、この家を建てたのが始まり。息子Edward Durant IIIは地元の名士とあり、独立戦争でも活躍した。1790年にJohn Kenrickがこの土地を買い取り、1833年に息子John A. Kenrickが相続、当時のニューイングランドでは最大の園芸店を始めた。現在は博物館となっている。

286 Waverly Ave (03/02/2024)
赤が現在の敷地、ベージュ色がDurantの土地で、青がKenrickがさらに拡大したもの。(03/02/2024)

Brackett House

1844年に建てられたGreek Revival styleの家。このエリアはもともと1639年の最初の移住者の一人Samuel Hydeに割り当てられたものだった。Nathaniel Brackettは1840年代にこの辺りで農場を運営していた人物。

621 Centre St (03/17/2024)

William Blodgett House

1875年に建てられたStick styleの家。1879年にこの家を買ったWilliam Blodgettはボストンの絨毯商人で、Civil War後の上流階級の典型的な人物だった。

645 Centre St (03/17/2024)

Prescott Estate

1874年頃に建てられたMedieval Revival styleの家。ボストンのたばこ商人Henry Pazoltの家だったが、1886年頃Prescott家の手にわたり、1954年にCarroll Center for the Blindとなった。

770 Centre St (03/17/2024)

House at 173–175 Ward Street

1800年頃に建てられた federal styleの家。

173–175 Ward St (03/17/2024)

John Harbach House

1800年頃に建てられたFederal styleの家。

303 Ward St (03/17/2024) – 東屋がある。

Jos. Gunderson House

1850年頃に建てられたGreek Revival stylingの家。

Henry I. Harriman House

1916年に建てられたFrench château styleの家。Henry I. Harrimanは公共事業者で、のちにUnited States Chamber of Commerceのトップになった人物。現在はBoston Collegeの施設となっている。

825 Centre St (03/17/2024) – 大きな敷地を有する。

NEWTONVILLE

Newton Cornerの西、Nonantumの南に位置する。Massachusetts TurnpikeとコミューターレールのFramingham/Worcester Lineが東西に走っており、駅がある。Busは59が中心街のWalnut Stを南北に通り抜けるが、土日の本数は少ない。

Washington Park Historic District

Washington Pkは、Newtonvilleの中心街Walnut Stから東にのびる。この歴史地区には1870-1900年に建てられた家が多く残る。

Washington Park (03/16/2024)
Soden House (03/16/2024)- 5 Park Pl。1890年。Queen Anne style。
Goodridge House (03/16/2024) – 27-29 Washington Pk。1914年。Colonial/Craftsman style。
61 Washington Pk (03/16/2024)
73 Washington Pk (03/16/2024)
79-81 Washington Pk (03/16/2024) – 1865年。
85-87 Washington Pk (03/16/2024)
Leavitt House (03/16/2024) – 91 Washington Park。1870年。Stick style。

F. Lincoln Pierce Houses

ボストンの弁護士F. Lincoln Pierceにより1914年に建てられた2軒の家。231 Mill StはGeorgian Revival、237 Mill Stはneo-Federalist styleである。Pierce自身は237に住んでいた。

237 Mill St (03/16/2024) – 231は撮り忘れた。

Lafayette Goodbar House

1915年に建てられたBungalow styleの家。

614 Walnut St (03/16/2024)

Brandeis University President’s House

1913-4年に建てられたAmerican Craftsman styleの邸宅。州議員で作家、俳優、教育者でもあるLeland T. Powersが住んだが、1919年にアナーキストの爆弾攻撃を受け退去。1948年にBrandeis University (Walthamにある)が買い取り、最初の学長Abram L. Sacharが住んだ。また、第7代学長Jehuda ReinharzLegal Sea Foodsの社長Roger Berkowitzが住んだことでも知られる。

学長はおそらく専用車で通勤したのであろうが、公共交通機関ならコミューターレールFramingham/Worcester LineのNewtonville駅からSouth Stationに出て、地下鉄Redline→Green Lineなどの方法でNorth Stationに行き、コミューターレールFitchburg LineBrandeis/Roberts駅にようやくたどり着く。

66 Beaumont Ave (03/16/2024)

William F. Kessler House

1913年に建てられたCraftsman stylingの家。もともとWest Newton Hillの一部であった空き地を埋めるためのもので、William Kesslerはそのセールスマンだった。

211 Highland St (03/16/2024)

Claflin School

1891年に建てられたRichardsonian Romanesque styleの学校で、William Claflinにちなんで命名された。

110–112 Washington Park (03/09/2024)

Newtonville Historic District

Newtonvilleの中心街にある歴史地区で、メインストリートとなるのはWalnut Stである。このあたりは19世紀半ばまで比較的に開発されていなかったが、1850年代にWilliam ClaflinがもとはWilliam Hullの所有していた広大な土地を入手し、開発が盛んになった。

288 Walnut St (03/09/2024)
Masonic Building (03/09/2024) – Renaissance-style, 1896年。
Church of the Open Word (03/16/2024) – Gothic Revival style, 1893年。
First Church of Christ, Scientist (03/09/2024) – Colonial Revival style, 1940年。

John A. Fenno House

1854年頃に建てられたGothic Revival stylingの家。John Fennoは第9代の市長。

171 Lowell Ave (03/09/2024)

Building at 1–6 Walnut Terrace

1887年、元州知事でNewtonvilleに住んでいたWilliam Claflinにより建てられた長屋式の家。

1–6 Walnut Terr (03/09/2024)

Central Congregational Church

1895年に建てられたRomanesque様式の教会。設計はHartwell and Richardson。現在はBoston Chinese Evangelical Churchとなっている。

218 Walnut St (03/09/2024)

Capt. Edward Fuller Farm

1775年頃に建てられたFederal styleの家。Edward Fullerの曽祖父は、このエリアへの最初の移住者の一人とされている。

59–71 North St (03/09/2024) – もちろん周囲は住宅街であり、農場はない。

Celia Thaxter House

1856年頃に建てられたItalianate styleの家。詩人・作家のCelia Thaxterが住んでいた。

524 California St (03/09/2024)

House at 511 Watertown Street

1897年に建てられたColonial Revival styleの邸宅。最初のオーナーMorgan Mahoneyは、1800年代にアイルランドから移住し、Nonantumで食料品店(grocery store)を経営していた。

511 Watertown St (03/09/2024)

Amos Judkins House

1884年頃に建てられたQueen Anne stylingの家。

8 Central Ave (03/09/2024)

Potter Estate

1867年に建てられたSecond Empire styleの屋敷。John Potter Jrは靴・皮革業者であった。

65–71 Walnut Pk (03/09/2024)

Bayley House

1883-4年に建てられたRuskinian Gothic styleの家。Peabody and Stearnsによる設計。James C. Bayleyはボストンの靴商人だったが、家を完成を見ることなく死亡。残された家族もここに住むことはなかった。居住者は次々に変わり、1903年にはBoston and Albany Railroadの社長だったEdgar P. Van Etten夫妻、1905-19年にはBreck’sの創業者の孫Charles H. Breck一家が住んでいた。

16 Fairmont Ave (03/17/2024)

Newton Corner

Newtonの東側にありBrightonと接する。かつてはボストンへ向かう路面電車や鉄道のターミナルだったが、これらは今はなく、1960年代にできた幹線道路Massachusetts Turnpikeが通り抜ける。Busは553554、556、558の起点となっているが、554以外は土日祝は走らない。

Farlow and Kenrick Parks Historic Distric

Kenrick ParkとFarlow Parkの周辺を含む歴史地区で、1840-80年代にかけて開発が進んだ。さまざまな様式の住宅のほか、教会など大型のランドマークもみられる。

Kenrick Park (03/16/2024)
11 Church St (03/16/2024) – 1885年。
223 Park St (03/16/2024)
226 Park St (03/16/2024)
234 Park St (03/16/2024)
237 Park St (03/16/2024)
242 Park St (03/16/2024)
243 Park St (03/16/2024)
248 Park St (03/16/2024)
195 Church St (03/16/2024) – 1845年。
200 Church St (03/16/2024) – 1880年。
Grace Episcopal Church (03/16/2024) – 1872年。Alexander Rice Estyの設計。
Arabic Baptist Church (03/16/2024) – 1885年。もとはImmanuel Baptist Church、Henry Hobson Richardsonの設計。
Newton Methodist Episcopal Church by Cram (03/16/2024) – 1897年。
Eliot Church Newton UCC (03/16/2024)
Newton Presbyterian Church (03/16/2024)
Farlow Park (03/16/2024) – 家族連れなどで賑わっている。

Simpson House

1890年代後半に建てられたQueen Anne Victorian styleの家。Joseph SimpsonはSimpson Brothers舗装会社の最初のオーナー。この舗装を行った会社か。

57 Hunnewell Ave (03/16/2024)

Samuel Jackson Jr. House

1768年頃に建てられたFederal styleの家。Samuel Jacksonは、Newton初期の移民のひとりEdward Jacksonの孫。

137 Washington St (03/16/2024)

Rawson Estate

1860年頃に建てられたItalianate styleの家。Daniel Rawsonはブーツ・靴の商人だった。もとの敷地はもっと広大なものだった。

41 Vernon St (03/02/2024)

Farlow Hill Historic District

1899-1920年代後半に建てられた家が多く残る地域。もとはJohn Farlowが所有していた40エーカーに及ぶ地所だったが、彼の死後に分割され住宅開発が行われた。

114 Farlow Rd (03/02/2024)
37 Beechcroft Rd (03/02/2024)
106 Shornecliffe Rd (03/02/2024)
114 Shornecliffe Rd (03/02/2024) – 1911年。
122 Shornecliffe Rd (03/02/2024) – 1914年。

Smith-Peterson House

1902年に建てられたGeorgian Revival styleの家。

32 Farlow Rd (03/02/2024)

Mayall Bruner House

1923年に建てられたCraftsman styleの家。Mayall Brunerはボストンに店を構える毛皮商人だった。

36 Magnolia Ave (03/02/2024)

Frank B. Hopewell House

1919年に建てられたColonial Revival styleの家。Frank HopewellはSanford Millsの会計係・重役であった。2022年、この家はヘッジファンド・マネージャーのAshish Chughに$7,250,000で購入されている。

301 Waverley Ave (03/02/2024)

Charles Haskell House

1879年に建てられたGothic Revival styleの家。Charles Haskellはボストンを拠点とする皮革業者だった。

27 Sargent St (03/02/2024)

House at 47 Sargent Street

1879年に建てられたStick styleの家。

47 Sargent St (03/02/2024)

Amos Adams House

1888年に建てられたQueen Anne styleの家。Amos Adamsはボストンの実業家で、ここから通勤していた。

37 Park Ave (03/02/2024)

Hyde Avenue Historic District

Hyde Avenueに沿って1880年代に建てられた家の集まる歴史地区。

36 Hyde Ave (03/02/2024) – Queen Anne styling
42 Hyde Ave (03/02/2024) – Shingle style
52 Hyde Ave (03/02/2024) – Queen Anne style
59 Hyde Ave (03/02/2024) – Colonial Revival style
62 Hyde Ave (03/02/2024) – Colonial Revival style

Hyde House

最初の建築は1709年にさかのぼると考えられているGreek Revival styleの家。Hyde家は8代にわたりこの家を所持していたが、19世紀に残っていた農場とともに売却された。

27 George St (03/02/2024)

Nichols House

1897年に建てられたStick styleの家。J. Howard Nicholsは中国貿易で富を成した商人だった。

140 Sargent St (03/02/2024)

Loren Towle Estate

1920-25年に建てられたGothic-English Revival styleの邸宅。不動産業者のLoren D. Towleにより、35の部屋、庭、テニスコート、車庫を備える計画だった。設計はArthur Bowditch、景観デザインはOlmsted Brothersが担当。1924年、Towleは邸宅の完成を見ずに死亡、翌年より建物はNewton Country Day Schoolとなった。

785 Centre St (03/02/2024)
785 Centre St (03/02/2024)

S. Curtis Smith House

1883年頃に建てられたQueen Anne Victorian styleの家。S. Curtis Smithは学校の教師だった。

56 Fairmont Ave (03/02/2024)

Charles Riley House

1870年代にボストンの実業家Job Turnerにより建てられたneo-Classical styleの家。1888年頃、綿工業の事業者Charles Rileyがこの家を大幅に拡張した。

93 Bellevue St (03/02/2024)

John Souther House

1883年頃に建てられたQueen Anne Victorian styleの家。

43 Fairmont St (03/17/2024)

East Parish Burying Ground

1660年代にさかのぼる墓地で、市で「もっとも重要で感慨深い、そして壊れやすい」歴史的遺構といわれる。

Centre/Cotton Sts (03/17/2024) – 入口がわからなかった。

Crafts Street City Stable

1895年に建てられた公共の厩舎・馬房。Colonial Revival style。のちに公共駐車場となった。現在は市の公共事業課の一部となっている。

90 Crafts St (02/25/2024)

Jackson Homestead

1809年にTimothy Jacksonにより建てられたFederal styleの家で、彼の農場内にあった。その息子William Jacksonは奴隷制度反対主義者であり、1833-7年には下院議員もつとめた。この家はCivil Warの前まで、黒人奴隷の逃亡を援助するUnderground Railroadの拠点としても使われた。現在は博物館となっている。

527 Washington St (02/25/2024)

House at 81–83 Gardner Street

1850年に建てられた労働者の家で、外装には特徴的なスタイルの装飾を持たない。

81–83 Gardner St (02/25/2024)

Seth Adams House

1850年代半ばに建てられたItalianate styleの家。Adams-Nervine Asylumの後援者であり、Newtonでもっとも裕福であったSeth Adamsが1870年代に住んだことで知られる。

72 Jewett St (02/25/2024)

House at 115–117 Jewett Street

1860年代に建てられたSecond Empire styleの家。

115–117 Jewett St (02/25/2024)

H. P. Page House

1850年頃に建てられたGreek Revival styleの家。

110 Jewett St (02/25/2024)

John Buckingham House

1864年頃に建てられたSecond Empire styleの家。John BuckinghamはChestnut Hill Unitarian Churchの牧師で、彼の子孫は1970年代までこの家を保有していた。

33–35 Waban St (02/25/2024)

Joshua Jennison House

1840年代に建てられたGreek Revival styleの家。

11 Thornton St (02/25/2024)

Thayer House

1860年頃に建てられたGothicとSecond Empire stylingを組み合わせた家。このあたり一帯は家具職人Phineas A Johnsonの所有地だったが、1869年にJoseph N. BaconとLuke Forbesが買い取り、分筆して住宅地とした。この家は地元の商店主Stephen O. Thayerが住んでいたもの。

17 Channing St (02/25/2024)

Samuel Farquhar House

1868年頃に建てられたSecond Empire styleの家。

7 Channing St (02/25/2024)

House at 68 Maple Street

1840年代に建てられたItalianate styleの家。

68 Maple St (02/25/2024)

House at 60 William Street

1850年に建てられたItalianate styleの家。William StではなくJefferson Stにある。

19 Jefferson St (02/25/2024)

Henry Bigelow House

1830年頃に建てられたGreek Revival styleの家。Henry F. Bigelowは地元の教育委員会のリーダーであり、Newton Free Libraryの開設に尽力している。

15 Bigelow Terr (02/25/2024) – 通りの名も彼にちなむ。

Nonantum

Native Americaのマサチューセッツ族の居留地で、17世紀、Wabanに住んでいたJohn Eliotがキリスト教の布教を行ったことで知られる。Busは59と558があるが、後者は土日祝は走らない。

Our Lady Help of Christians Historic District

Gothic Revival styleで建てられたカトリックの宗教施設で、教会、修道院、神父館、カトリック高校(Trinity Catholic High School)の4つの建物からなる。最初の3つはJames Murphyの設計で1873-90年、学校は1924年に建てられた。カトリック高校は2012年に閉校し、現在はプライベートスクールとなっている。

Adams and Washington Sts (02/24/2024) – 修道院
Adams and Washington Sts (02/24/2024) – 教会
Adams and Washington Sts (02/24/2024) – カトリック高校

Agudas Achim Anshei Sfard Synagogue

1912年に建てられたRomanesque Revival-styleのシナゴーグ。正面扉上に「ダビデの星」を置いている。

168 Adams St (02/24/2024)

Evangelical Baptist Church

1873年に建てられたGothic Revival styleの教会。Charles Edward Parkerが設計した。

23 Chapel St (02/24/2024)

Mayor Edwin O. Childs House

1915年に建てられたCraftsman styleの家。当時のNewton市長Edwin O. Childsが住んでいた。

340 California St (02/24/2024)

Bemis Mill

Charles Riverの河岸に建つ工場。18世紀後半にダムが建設され、その後David Bemisが製糸工場を開業。1822年、上流のWalthamにあったBoston Manufacturing CompanyがDavidの娘Sethに1インチあたり$1,000でダムを低くすることを提案している。その後も所有者を変えながら20世紀前半まで工場として使用されていたが、現在はオフィスビルに転用されている。

1–3 Bridge St (02/24/2024)
Watertown Dam (02/24/2024) – 実際低い。
Seth Bemisが石炭から抽出したガスでランプを点灯し、工場を照らしたことを記念するプレート (02/24/2024)