Salemを歩くに収録できなかったNRHP以外の名所を挙げていく。
Salem Witch Museum
Salem随一の観光名所。魔女裁判の歴史の展示があり、大広間で魔女裁判事件を再現するショーを見ることができる。

St. Peter’s Episcopal Church
Salem最初のAnglican parishで、1626年に最初のグループができたがピューリタンに追われて潜伏、1733年にSt. Peter’s Parishとして再結成されたという。教会の土地を寄付したのはPhilip English。彼と妻Maryは1692年の魔女裁判で捕らえられたがからくも脱出し、のちにSalemへの帰還を果たしている。現在の教会は1833年、Isaiah Rogersの設計により建てられたもの。Gothic Revival style。

Salem Armory
1890-1908年の間に建てられた武器庫。のちには集会所として使用されたが、1982年の火事で大損害を受けた。残った部分は1994年からSalem Visitor Centerとして活用されている。

Grace Episcopal Church
1858年にSt Peters Episcopal Churchのメンバーが分離し、1859年に木造の教会が建てられた。1926年に石造りのGothic Revival styleの教会に建て替えられている。

Salem Jail
1811-3年に建てられた牢屋で1884-5年には拡張されている。1906年にはHarry Houdiniが手錠をかけられ牢に閉じ込められた状態から脱出するというマジックを行っている。”Boston Strangler“として知られるAlbert DeSalvoも一時期収容されていた。1991年に閉鎖、現在は住居として使用されている。ちなみに近所にはMonoply, Riskなどで有名なParker Brothersの社屋があった。

North Salem
このエリアはNorth Riverの北側に位置し、Salem中心部とは独立した歴史を持つ。

1775年2月26日、Alexander Leslie大佐に率いられた300人の英軍部隊が、North Riverを越えて植民地人の軍需品を奪取しようとした際、North Salemの人々はこれを追い払った。この事件はLeslie’s Retreat (Salem Gunpowder Raid)と呼ばれ、独立戦争に至るきっかけの一つとなった。

1830年代には反奴隷運動の拠点の一つとして、’Underground Railway’として機能し、人々がカナダへ逃亡するのを助けている。