ボストンの西に接する町で、人口は約63,000人。1638年に入植が始まり、1705年に独立した町となっている。20世紀初めには有色人種の移民や貧民の移住を制限するために3階建てのアパート建設を禁止するなど、差別の歴史があった。2010年の人口構成は、白人73.3%、African American 3.4%、アジア人15.6%、ヒスパニック5.0%となっている。日本人は1.8%で、ボストンエリアの日本人が多く住む。2023年の世帯年収の中央値は$140,631。公共交通機関はGreen LineのB, C, Dを利用できる。CambridgeがCharles River、QuincyがNeponset Riverによりボストンから隔てられているのに対し、西側のBrooklineはボストンから地続きという印象がある。

Brookline Village
町の中心となる商業地区で、D lineのBrookline Village駅の周辺にあたる。
Linden Square
1844年にできた広場。このエリアは長い間Davis家が所有していたが、実業家・ボストン市長であったThomas Aspinwall Davisが住宅開発を行い、Alexander Wadsworthにより景観がデザインされた。周辺のLinden StやLinden Plには19世紀の家が多く残る。

Saint Mary of the Assumption Church, Rectory, School and Convent
1880-96にかけて建てられた教会と付属建築物。教会はGothic Revival styleである。Brookline最初のカトリック教会。アイルランド系移民の増加に伴い建てられた。



Linden Park
1843年にできた公園。Linden Squareと同様、実業家Thomas Aspinwall Davisの所有地を開発する際につくられたもの。

House at 38–40 Webster Place
1855-6頃に建てられたGreek Revival-Italianate stylingの家。現在はBrookline Community Foundationが入居している。

Building at 30–34 Station Street
1893年に完成したColonial RevivalおよびGeorgian Revival styleの4階建てビルで、Bradlee, Winslow & Wetherellの設計。1階は商業用で2階以上が住居用となっている。1974年からは1階にPuppet Showplaceが入居している。
