旧国鉄夕張線は、もともと室蘭本線の追分駅を起点としていた。
途中、紅葉山駅から登川駅に向かう支線が分岐していた。
その後、登川支線は廃止となる一方、千歳空港駅(南千歳駅)から新得駅に至る石勝線が開通、紅葉山駅は新夕張駅と改称された。
これにより、札幌と十勝を結ぶ特急おおぞらは石勝線経由となり、滝川・富良野経由の根室本線はメインルートではなくなった。
そして、夕張線は石勝線の「夕張支線」となり、交通の流れから取り残される格好になってしまった。
石勝線時代となってからは、千歳駅を発着とする列車がメインだった。
国鉄時代の車体も使われていて、”JNR”と書かれた扇風機が回っていたり(エアコンはない)、
窓の下に、蓋を打ち付けて使えないようにした灰皿がついていたりした。
シートもぶかぶかで、座ると沈み込むような感じ。
千歳-追分の区間で、特急おおぞらの通過待ち合わせのために30分近く信号場で待機ということもあった。
最終的には、2019年4月1日に廃止となっている。
(06/20/2020 – 以前の写真がたくさん出てきたので、「北海道編」より移設して再編集)
廃止より少し前の頃(2018年8月)
十勝に向かう途中で立ち寄った。
鹿ノ谷駅の映像(08/26/2018)
現役最後の頃(2019年3月)
2日間にわたって夕張駅-新夕張駅間を歩いた。夕鉄バス・夕張市内線と重複する区間である。
夕張-南清水沢間の映像(03/26/2019)
南清水沢-新夕張間の映像(03/27/2019)
廃止後
廃止後の夕張線(09/15/2021)。