滝川と赤平の間はJR根室本線が結んでいるが、いまやこの路線は存亡の危機に直面している。
なにしろ日中6時間余りにわたって列車がない。
バスのほうは、中央バス・滝芦線と歌志内線がある。
後者は、滝川-砂川-上砂川-歌志内-赤平というコースの長い路線である。
滝川-赤平間の移動であれば、こんな遠回りはしたくないだろうから、
上砂川・歌志内からは砂川・滝川方面のみならず、赤平へも行く需要があったのだろう。
廃止された旧国鉄歌志内線は砂川からの盲腸線だったが、
終点の歌志内駅から赤平市内の茂尻駅あるいは平岸駅に延長する構想もあったという(wikipedia)。
中央バス・歌志内線のほとんどの便は「赤平昭和」の発着であるが、
1日2本のみ、その先の「宮下町」が起点となる。
この地区には赤平四大炭鉱のひとつ「豊里炭鉱」があったが、1967年に閉山となったという。
「そらち炭鉱遺産散歩」(2003)で選炭場跡が紹介されている。
1994年まで存続していた住友赤平炭鉱は、駅から少し離れた地区にあるが、現在でもアパート群が立ち並び、人気も多く感じられる。