Beverly Depotから歩き始める。駅前にはOdell Veterans Memorial Parkがある。

Rantour Stにはいくつか歴史的な建物が残る。下は1880年に建てられた電球工場。

Hose House No2を見た後、駅まで同じ道を戻り北上していく。以下は1647年頃に製粉場があったとされる場所。

Shoe Pondは19世紀後半から20世紀初頭にかけてUnited Shoe Machinery社によってつくられた人造湖で、工業用水の供給などに使用された。現在は遊歩道の整備された公園となっている。UpperとLowerの2つの湖に分かれている。


さらにMcKay Stを北上していくと、Winslow Schoolの巨大な建物が現れる。1906-7年に建てられ、United Shoe Machinery Corporationの社長の名がつけられたが、まもなく後援者McKayの名をとってMcKay Schoolという名になった。1908-2002年まで小学校校舎であったが、現在は住居用に転用すべく評価が進められている。

ここでBalch Stを東に進み、Cabot Stに出て中心街に入る。Memorial United Methodist Churchは1802年に起源がある教会。現在の建物は19世紀後半から20世紀前半に建てられたとされ、Gothic Revival–styleである。

‘The Cabot’は1920年にWare Theatreとして建てられた。当時は「ニューヨーク以東で、その大きさにおいてもっとも印象的な劇場」といわれた。1960年にCabot Cinemaと改称、1976年にLe Grand Davidが買い取り、2012年までマジックショーの舞台となった。現在も劇場および映画館として使用されている。



街中を通り抜けて、ついに海に出る。Fish Flake Hill Historic Districtに近いIndependence Parkで休憩。

海を見た後は、街へ引き返す。St Peter’s Episcopal Churchは1863年に組織されたもので、19世紀には中心街に教会があった。その後現在地に移転し、今の教会は1930年に建てられた。Late Gothic Revival style。

Beverly Powder Houseまで北上、そこから中心街へ戻っていく。Hardie Buildingは1895年にレンガと花崗岩でつくられたRomanesque Revival styleの建物で、当時はBeverly Public Schoolとして使われた。1992年にMontserrat College of Artがここを買い取り、キャンパスとして使用している。

近くには1874年建築の高齢者住宅がある。

名残惜しいところだが、中心街を通り抜けて駅へ向かう。途中、投資会社の入っている邸宅に出くわす。1893年に建てられたRobert Rantoul Endicottの邸宅で、彼は州の下院議員を務めるなど政治的に活躍する一方、Beverly Savings Bankの社長を務める実業家でもあった。


歩いた距離は11.6 km。街歩き動画。