Holbrook/Randolph Stationは2つの街のちょうど中間にある。そこで双方の街を一気に歩こうという計画である。まずはRandolphへ。
First Congregational Church in Randolphは1728年に最初のMeeting Houseが建てられ、これは教会としてだけではなく、Town Meetingの場所でもあり、1842年までは高校としても使われた。1936年に火災で焼失、現在の教会は1937年にColonial Revival styleで再建されたもの。
Randolphの商店街の様子。
Trinity Church Episcopalは1939年に最初の教会が建てられたが1944年に火災で焼失。現在の教会は1947年に再建されたもの。
Randolph Savings Bankは1851年に設立された銀行で、20世紀前半に建てられたといわれるColonial Revival styleの建物。2018年からはEnvision Bankという名称で営業を続けている。
Head Sheriff’s Officeは1930年に建てられたColonial Revival styleの建物。現在の用途となった時期は不明。
Corkin Buildingは1940年、子供たちにワクチンを接種するために建てられたもの。現在は公共の栄養プログラムを行うRandolph WIC Programのオフィスとなっている。
Turner Libraryは1874年に創設、1962年に火災で焼失し1966年に再建された。
ここで踵を返して駅へ戻り、さらに東へ進んでHolbrookに入る。
HolbrookはElisha N. Holbrookの活躍でできたような町である。彼はもともとEast Randolphの牧師であり、Town HallやPublic Libraryなどさまざまな公共施設に資金を寄付している。これほどの尽力にも関わらず、なんと彼は町の設立を24日後に控えてなくなってしまっている。Holbrook Square Historic Districtのあたりが中心街である。
Holbrook Public Libraryは1872年にElisha Niles Holbrookの寄付により設立。1874-1920年まではTown Hall内にあったが、1967年に専用の建物ができた。
さて、実はHolbrook Square Historic DistrictのFire Stationがどの建物か、このときにはわからず、とりあえず南に1km先の現在の消防署を目指してみることにした。
Holbrook PlaygroundはElisha N. Holbrookの息子Elisha Everett Holbrookの寄付によるものである。
さらに南に下ると’Boston Higashi School’という施設がある。これは1987年に設立されたautism spectrum disorder (自閉症スペクトラム障害)の人々のための教育機関で3-22歳を対象としている。北原キヨにより1960年代に始められた生活療法を取り入れたもので、160名ほどの生徒が学ぶ。興味深いことに、米国では’Daily Life Therapy’はBoston Higashi Schoolの商標となっている。
隣にあるのはSt Joseph Catholic Church。1888年に建てられたカトリック教会である。
結局、新しい消防署に行っても得るものはなかったので同じ道を引き返す。下は1850年に建てられた多目的建築で、現在はコンビニエンスストアとなっている。
次は1880年に建てられた邸宅風の多世帯住宅でVictorian styleである。
下は1949年に建てられた家で、現在はオフィスに使われている。
Union Stで西に曲がり、駅へ向かう。
Union CemeteryはUnion St沿いにあり、1872年に町の創立とともにつくられた。Civil Warにおいて町から54th Massachusetts Volunteer Infantryに参加したアフリカ系の兵士、白人で勲章を得たGeorge Mason Loveringらが埋葬されている。
本日の行程。歩行距離は12.6km。
街歩き動画。