MBTAが「地下鉄」と呼ぶもの、すなわちRed、Orange、Green、Blue、Mattapan Trolleyを扱う。実際にはかなりの地上区間があり、高速鉄道ではなく路面電車となっている区間も多い。Silver Lineはかつて地下鉄扱いだったが、現在はバス路線に分類されている。
Green Line D – Newton
Framingham/Worcester LineとGreen Line D Branchでも書いたように、Newtonにおけるこの路線は、Boston and Albany Railroadの枝線とChales River Raildroadを起源とするものである。そのためか、路盤や切り通しもしっかりつくられており、レールも直線区間が多く、走行速度もまあまあ速い。Woodland, Newton Highlands, Newton Centreの各駅, およびBaggage and Express Buildingは、19世紀末に建てられたものを利用しており、Newton Railroad Stations Historic DistrictとしてNRHPに指定されている。
Reservoir
1852年開業のBrighton Street駅に起源をもつ。現在の駅の位置はBrooklineに属するが、Newtonの東の入口といえる。Chestnut Hill Reservoirが近くにあり、Grren Line B, Cの駅とも近い位置にある。Bus 86などの乗り継ぎも可能。詳細はReservoir Yardを参照。
Chestnut Hill
1858年に最初の駅ができた。駅の北側にOld Chestnut Hill Historic Districtが広がっている。
Newton Centre
1886年に初代駅舎が建てられた。現在の駅舎は1891年に建て替えられたものをベースにしている。Union Street Historic Districtを参照。Newton全市の中心部に位置し、近くのCentre Stを北上すればNewton Corner、南下すればDedhamに至る。このルートを平日のみBus 52が走る。
Newton Highlands
1852年に建築家Henry Hobson Richardsonと景観デザイナーFrederick Law Olmstedの協力により建てられた。Newton Highlandsの中心街に位置し、駅の西側にはNewton Highlands Historic Districtが広がる。そばを通るWalnut Stは北上すればNewtonville、南下すればNeedhamに至る。このルートにはBus 59が走っている。
Eliot
1959年開業。Newton Upper Fallsへの入口となっているが、同村の中心街からはかなり距離がある。
Waban
初代駅舎は1886年にHenry Hobson Richardsonの設計で建てられた。1958-9年に鉄道がD Lineに改装された際に駅舎は壊されている。Wabanの中心街に位置し、Strong’s Block、Waban Branch Library、Waban Commonなどがある。
Woodland
1886年にHenry Hobson Richardsonの設計で建てられたが、Waban駅同様にD Lineへの改装時に壊されている。近くのWashinton Stは、東でWest Newton、Newtonvilleを経てNewton Cornerへ、西ではNewton Lower Fallsを経てWellesley の街に至る。Eliot、Waban、Woodlandでは、乗降客がいない際には電車が通過することが多い。
Riverside
終着駅。Boston and Worcester Railroadの駅として1850年代に建てられた。1958-9年にD Lineへの改装の際に、この駅は鉄道から切り離されてD-Lineの終点となっていいる。車両基地を併設。ここに発着するMBTAバスは558のみだが、Grey Hound, Peter Panなどの長距離バスの発着場ともなっている。
Chestnut Hill, Newton Centre, Newton Highlands, Eliot, Waban, Woodland, Riversideの駅の動画。
Riverside-Reservoirの乗車動画
Eliot-Reservoirの乗車動画(左側車窓)